大河ドラマ『真田丸』第20回「前兆」

 これは5月23日分の記事として掲載しておきます。今回は信幸の離縁・結婚と、豊臣政権の暗部が描かれました。信幸の妻となった稲は、まだ信幸との関係がほとんど描かれていません。稲は重要人物でしょうから、信幸との関係が今後どう描かれるのか、楽しみです。離縁された信幸の前妻「こう」は、今後も信幸の側で仕えることになりました。「こう」は、病弱で印象が薄い人物として描かれているのですが、そのことがかえって視聴者に強い印象を残しているように思います。

 秀吉の側室となった茶々は妊娠します。しかし、本当に秀吉の子なのか、揶揄する落書が見つかります。信繁は石田三成に命じられ、平野長泰とともに犯人を捜索します。しかし、犯人は見つからず、秀吉は門番全員を磔とします。今回は、秀吉の専制君主的な恐ろしさ・冷酷さがよく描かれていたように思います。三成・大谷吉継・北政所にも見せ場があり、見ごたえのある話になっていました。視聴率は制作側の期待ほどではないのでしょうが、近年の大河ドラマでは『平清盛』に次いで楽しんで視聴を続けられています。

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