ファミリー劇場HDリマスター版『太陽にほえろ!』496話~499話
これは12月15日分の記事として掲載しておきます。
496話「ジプシーとラガー」7
レギュラー刑事二人のニックネームがタイトルとなるのは、『太陽にほえろ!』ではたまにあります。その最初の例は218話「殿下とスコッチ」だと思います。
https://sicambre.seesaa.net/article/201212article_11.html
この場合、話が面白くなることを意図してか、両者の個性が対照的な場合が多いと思います。冷徹で若手ながらすでにやり手刑事として認められている原と、未熟で甘いところのあるラガーとは、その意味で格好の対比と言えるでしょう。話の方は、かつて強盗事件の共犯に裏切られた男の復讐をめぐる事件なのですが、謎めいた展開となり、まずまず面白くなっています。話は二転三転してなかなか楽しめましたし、未熟なラガーの推理の方が当たっていた、という意外性もよかったと思います。
497話「ゴリさんが拳銃を撃てなくなった」6
ゴリさんは、射撃の腕がたいへん優れているという設定なので、ゴリさん主演作では射撃に関する話がわりとあります。今回は、手の痺れからゴリさんが射撃に自信を失うことが背景となり、話が進みます。ゴリさんの手の痺れのオチは早めに見えてしまいましたが、まずまず楽しめました。まあ、今回も少なくとも1回は視聴しているはずなので、話のオチが早めに見えてしまったのは、どこかで記憶に残っていたのかもしれません。ゴリさんの婚約者の麻生晴子も登場しましたが、登場の必要性はなかったように思います。若き日の内藤剛志氏がゲストの一人として出演していたことも注目されます。
498話「600秒の賭け」6
ロッキー宛に爆破予告の電話が入り、その直後に交番が爆破し、警官が死亡します。その警官はロッキーの後輩でした。現場に集まっていた野次馬の写真から、容疑者は坂口という男性だとすぐに特定されました。坂口は爆破マニアで、かつて爆破事件を起こそうとしてロッキーに阻止されたことから、ロッキーを恨んでいました。一係は坂口を追いますが、坂口から二度目の爆破予告があり、ゴリさん・ロッキー・ラガーの必死の捜査により、何とか被害者を出さずにすみます。一係は坂口の住所をつかみ、逮捕するものの、坂口はすでにもう一ヶ所に爆弾を仕掛けていました。坂口は釈放したら爆弾を仕掛けた場所を教えると言い、一係は対応に苦慮します。
ボスの決断により坂口は釈放されますが、そこへロッキーが現れ、坂口を連行して手錠をかけます。ロッキーは坂口の部屋から押収された爆弾を持ち出し、密室で爆弾をセットし、坂口に自白を迫ります。爆破までの10分間に坂口を自白させようと、ロッキーは賭けに出たのでした。爆破の時間は迫りますが、坂口はなかなか自白しようとしません。爆破10秒前になって、やっと坂口は自白し、ゴリさん・ドック・ラガーは何とか坂口の仕掛けた爆弾を発見し、爆発阻止に成功します。なかなか緊張感のある展開でしたが、さすがにロッキーの賭けは無謀すぎました。犯人の坂口を演じたのは松橋登氏で、坂口のような狂気の犯人を演じると上手いと思います。この点は満足でした。
499話「こわれた時計」8
バスで通勤しているナーコは、何ヶ月も前からバスの中で自分を見つめている少年が気になっていました。ある日、その少年がナーコに壊れた時計を渡します。少年の意図を理解しかねる一係でしたが、その時計が殺人事件の有力な手がかりであることが分かります。刑事に不信感を抱いているらしい少年は、どのような経緯で時計を拾い、どのような意図でナーコに渡したのか、訪ねてきた長さんには話そうとしません。今回は珍しくナーコ主演作ですが、長さん主演作でもあります。長さんは息子との会話から、少年の真意をつかもうとします。長さんの息子は長きにわたって出演してきましたが、今回が最後の出演となるようです。今回の話はほとんど忘れていたのですが、長さんと息子との会話はわりとはっきりと覚えていました。
親子関係の機微を扱っているということで、長さん主演作らしい話になっていましたが、長さんは少年の心理を最初から的確に理解していたわけではなく、息子との会話や、原に諭されることで、少年の気持ちを理解できるようになります。演じる三田村邦彦氏が多忙だったことから、あまり活躍場面の少ない原ですが、今回は短いながらも見せ場があり、よかったと思います。今回時計を拾った少年を演じたのは、1987年放送の大河ドラマ『独眼竜政宗』で主人公の伊達政宗の少年時代を演じた嶋英二氏です。『独眼竜政宗』では演技がどうかと思ったのですが、今回は悪くありませんでした。10代前の子供時代と思春期とでは求められている演技が違う、ということでもあるのでしょうか。
496話「ジプシーとラガー」7
レギュラー刑事二人のニックネームがタイトルとなるのは、『太陽にほえろ!』ではたまにあります。その最初の例は218話「殿下とスコッチ」だと思います。
https://sicambre.seesaa.net/article/201212article_11.html
この場合、話が面白くなることを意図してか、両者の個性が対照的な場合が多いと思います。冷徹で若手ながらすでにやり手刑事として認められている原と、未熟で甘いところのあるラガーとは、その意味で格好の対比と言えるでしょう。話の方は、かつて強盗事件の共犯に裏切られた男の復讐をめぐる事件なのですが、謎めいた展開となり、まずまず面白くなっています。話は二転三転してなかなか楽しめましたし、未熟なラガーの推理の方が当たっていた、という意外性もよかったと思います。
497話「ゴリさんが拳銃を撃てなくなった」6
ゴリさんは、射撃の腕がたいへん優れているという設定なので、ゴリさん主演作では射撃に関する話がわりとあります。今回は、手の痺れからゴリさんが射撃に自信を失うことが背景となり、話が進みます。ゴリさんの手の痺れのオチは早めに見えてしまいましたが、まずまず楽しめました。まあ、今回も少なくとも1回は視聴しているはずなので、話のオチが早めに見えてしまったのは、どこかで記憶に残っていたのかもしれません。ゴリさんの婚約者の麻生晴子も登場しましたが、登場の必要性はなかったように思います。若き日の内藤剛志氏がゲストの一人として出演していたことも注目されます。
498話「600秒の賭け」6
ロッキー宛に爆破予告の電話が入り、その直後に交番が爆破し、警官が死亡します。その警官はロッキーの後輩でした。現場に集まっていた野次馬の写真から、容疑者は坂口という男性だとすぐに特定されました。坂口は爆破マニアで、かつて爆破事件を起こそうとしてロッキーに阻止されたことから、ロッキーを恨んでいました。一係は坂口を追いますが、坂口から二度目の爆破予告があり、ゴリさん・ロッキー・ラガーの必死の捜査により、何とか被害者を出さずにすみます。一係は坂口の住所をつかみ、逮捕するものの、坂口はすでにもう一ヶ所に爆弾を仕掛けていました。坂口は釈放したら爆弾を仕掛けた場所を教えると言い、一係は対応に苦慮します。
ボスの決断により坂口は釈放されますが、そこへロッキーが現れ、坂口を連行して手錠をかけます。ロッキーは坂口の部屋から押収された爆弾を持ち出し、密室で爆弾をセットし、坂口に自白を迫ります。爆破までの10分間に坂口を自白させようと、ロッキーは賭けに出たのでした。爆破の時間は迫りますが、坂口はなかなか自白しようとしません。爆破10秒前になって、やっと坂口は自白し、ゴリさん・ドック・ラガーは何とか坂口の仕掛けた爆弾を発見し、爆発阻止に成功します。なかなか緊張感のある展開でしたが、さすがにロッキーの賭けは無謀すぎました。犯人の坂口を演じたのは松橋登氏で、坂口のような狂気の犯人を演じると上手いと思います。この点は満足でした。
499話「こわれた時計」8
バスで通勤しているナーコは、何ヶ月も前からバスの中で自分を見つめている少年が気になっていました。ある日、その少年がナーコに壊れた時計を渡します。少年の意図を理解しかねる一係でしたが、その時計が殺人事件の有力な手がかりであることが分かります。刑事に不信感を抱いているらしい少年は、どのような経緯で時計を拾い、どのような意図でナーコに渡したのか、訪ねてきた長さんには話そうとしません。今回は珍しくナーコ主演作ですが、長さん主演作でもあります。長さんは息子との会話から、少年の真意をつかもうとします。長さんの息子は長きにわたって出演してきましたが、今回が最後の出演となるようです。今回の話はほとんど忘れていたのですが、長さんと息子との会話はわりとはっきりと覚えていました。
親子関係の機微を扱っているということで、長さん主演作らしい話になっていましたが、長さんは少年の心理を最初から的確に理解していたわけではなく、息子との会話や、原に諭されることで、少年の気持ちを理解できるようになります。演じる三田村邦彦氏が多忙だったことから、あまり活躍場面の少ない原ですが、今回は短いながらも見せ場があり、よかったと思います。今回時計を拾った少年を演じたのは、1987年放送の大河ドラマ『独眼竜政宗』で主人公の伊達政宗の少年時代を演じた嶋英二氏です。『独眼竜政宗』では演技がどうかと思ったのですが、今回は悪くありませんでした。10代前の子供時代と思春期とでは求められている演技が違う、ということでもあるのでしょうか。
この記事へのコメント
「こわれた時計」ですが、すっかり大人っぽくなったナーコの演技が、終始繰り広げられていったところが良かったと思います。この1982年は何人ものレギュラーが番組を降板していき、友直子もその中に入っていてとても寂しく思います。ナーコと一緒に遊ぶ少年は小学3年生。リアルタイムだと私も小学3年生。特別な見方をしてしまいました。
内容も濃くなっていて、長さんの息子が久しぶりに出演したり、まだ日が浅いジプシーが長さんに対して核心を付くセリフを言ったり、さまざまなものが凝縮された濃厚な作品となっていて存分に楽しむことができました。
ナーコは登場当初と比較すると、かなり垢抜けましたね。ナーコの退場も1982年でしたね。その後にかなり時間を置いて1回だけ登場し、ドックに退職の説明をしたと記憶していますが、アッコの時のようにきちんとした退場回を設けてもらいたかったものです。