大河ドラマ『花燃ゆ』第50回(最終回)「いざ、鹿鳴館へ」

 これは12月14日分の記事として掲載しておきます。ついに最終回を迎えました。近年では、大河ドラマの最終回は拡大放送となるのが通例です。しかし本作は、2012年放送の『平清盛』と同じく、通常枠での放送となりました。本作は『平清盛』と大河ドラマ史上最低の平均視聴率を最終回まで争っていたくらいなので、冷遇されてしまったのも仕方のないところでしょうか。大河ドラマ(おそらく朝の連続テレビ小説も)の視聴率をNHKが気にしている、ということを改めて思い知らされたものです。

 さて、最終回の内容ですが、オープニングがいつもとは異なるパターンでした。冒頭は鹿鳴館の場面から始まります。大出世した、後に元勲と言われる明治政府の高官である伊藤博文(利助)・山県有朋(狂介)・井上馨(聞多)は、久々の再会となる楫取素彦(小田村伊之助)と美和(文)に敬意を払います。美和と楫取を持ち上げてきた本作らしい描写でした。鉄道建設が進むなど群馬県での統治も軌道に乗ってきたところで、楫取は惜しまれつつ群馬県令を辞します。最後は、楫取と美和が汽車で故郷の萩に向かい、美和が実家で光の中を歩む、というところで終了です。

 今回は、鹿鳴館の場面でも群馬県の場面でも教育の重要性が語られ、一応は教育が本作を貫く主題と言えるのでしょう。今にして思うと、吉田寅次郎(松陰)の松下村塾での描写も含めて、幕末~近代初期にかけての教育にもっと時間を割いた方がよかったのかもしれません。正直なところ、惰性で視聴を続けていたので、とくに感動的な最終回というわけではありませんでしたが、ともかく一年間視聴を続けたわけで、それなりに感慨はあります。多くの視聴者が期待していたであろう来年の大河ドラマ『真田丸』の予告は、BS放送ではありませんでしたが、この後の地上波の放送ではどうなるでしょうか。

この記事へのコメント

ポッペリアン
2015年12月13日 21:20
こんばんは
50回分のレビュー、お疲れさまでした。
地上波では一応「真田丸」の予告編はありましたけど、あれは予告編というよりも単なる番組告知でしたね。
それはともかく

>吉田寅次郎(松陰)の松下村塾での描写も含めて、幕末~近代初期にかけての教育にもっと時間を割いた方がよかったのかもしれません

完全に同意いたします。
ただし「花燃ゆ」が群馬編になってから若干視聴率が上昇したことが気がかりです。製作者がこのような大河ドラマが人気を獲得すると勘違いしきってしまわないか、不安です。
ドラマとしても今一つだったですが、「これが大河ドラマだ!」という固定観念が形成されてしまうと、本来改善可能なことさえ、改善できなくなってしまいます。
そのようなことが起こらなければいいのですが・・・
ともあれ、ブログ主がよい新年を迎えられますように、来年・再来年の大河ドラマが素晴らしいもので毎週ドラマでワクワクした後にニコニコしながらこちらのブログを訪問できますように、祈念しております。
2015年12月13日 21:49
群馬編になって視聴率が回復傾向にありますね。『どんど晴れ』も『天地人』も脚本が批判されながら割と高視聴率でしたから、小松脚本は無難に視聴率をとりやすいのでしょうか。個人的感情では認めたくないところですが。

大河ドラマは、来年が正念場ですね。これで視聴率が低迷するようだと、近い将来に廃止論が出てきても不思議ではない、と懸念しています。

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