アノマロカリス類の肢の進化

 アノマロカリス類の肢の進化についての研究(Roy et al., 2015)が公表されました。節足動物様の多様な動物群であるアノマロカリス類は、カンブリア紀の海洋に生息していた巨大な捕食者です。現在では、こうしたバージェス頁岩の多様なカンブリア紀動物相は、4億9000万年前頃に始まったオルドビス紀まで存続していたことが明らかになっています。この研究は、モロッコのオルドビス紀の地層で見つかったアノマロカリス類について報告しています。このアロマロカリス類は体長2 mを超える濾過摂食者で、胴部の体節ごとにある2対の遊泳用フラップのうち、腹側の対は変化した脚に、背側の対は鰓に相当する、とのことです。以下は『ネイチャー』の日本語サイトからの引用です。


古生物学:対をなすフラップを有する巨大な濾過摂食性アノマロカリスによって明らかになったアノマロカリス類の胴部付属肢の相同性

古生物学:節足動物の肢の進化

 古くから知られる「バージェス頁岩」の多様なカンブリア紀動物相は、約4億9000万年前に始まったオルドビス紀にまで及んでいたことが現在では分かっている。節足動物様の多様な動物群「アノマロカリス類」は、カンブリア紀の海洋に生息していた巨大な捕食者としてよく知られている。今回P Van Royたちは、モロッコのオルドビス紀の地層で見つかった、より年代の新しいアノマロカリス類について報告している。このアロマロカリス類は、体長2 mを超える濾過摂食者であった。今回の新しい化石は、節足動物の肢との進化的な類縁関係を明らかにしており、胴部の体節ごとにある2対の遊泳用フラップのうち、腹側の対は変化した脚に、背側の対は鰓に相当する。



参考文献:
Roy PV, Daley AC, and Briggs DEG.(2015): Anomalocaridid trunk limb homology revealed by a giant filter-feeder with paired flaps. Nature, 522, 7554, 77–80.
http://dx.doi.org/10.1038/nature14256

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