大河ドラマ『花燃ゆ』第20回「松陰、復活!」
今日はもう1本掲載します。幕末の激動期を迎えて、久坂玄瑞の京都での活躍が描かれましたが、高杉晋作とのやり取りがそうだったように、相変わらず久坂が切れ者に見えないのは残念です。確かに、演者が大根なのも影響しているとは思いますが、やはり脚本の問題が大きいと思います。主人公の夫でもあるわけですし、もう少し何とかならないものでしょうか。後に主人公の夫となる小田村伊之助(楫取素彦)が作中で優秀な人物として描かれているのと比較すると、久坂の扱いはかなり不遇のように思います。演者の格の違いを反映しているということなのでしょうか。
有名人では井上聞多(馨)が初登場となりました。井上聞多は陽性的な人物として描かれるようです。まだ配役が発表されていないらしい山県有朋や大村益次郎は今後登場するのでしょうか。吉田稔麿はまた松下村塾の元塾生たちと行動を共にするようになりましたが、その心境の変化が語られていたとはいえ、もう少し掘り下げてもよかったのではいかな、と思います。すっかり惰性で視聴を続けている感もありますが、どうしようもなくつまらない、という程でもないとは思います。
有名人では井上聞多(馨)が初登場となりました。井上聞多は陽性的な人物として描かれるようです。まだ配役が発表されていないらしい山県有朋や大村益次郎は今後登場するのでしょうか。吉田稔麿はまた松下村塾の元塾生たちと行動を共にするようになりましたが、その心境の変化が語られていたとはいえ、もう少し掘り下げてもよかったのではいかな、と思います。すっかり惰性で視聴を続けている感もありますが、どうしようもなくつまらない、という程でもないとは思います。
この記事へのコメント
今回、最大のツッコミは最後の英国公使館焼き討ち。
史実かどうか知りませんが、まさか、初代総理大臣が提案するとは、予想外でした。
完全にテロ行為で、演出もかなり派手でしたね(笑)。
この後、益々テロが活発化することになるとは。
ホント、長州藩の扱いが酷いですね。
視聴率
毎回ネタ・話題になりますが、遂に二度目の一桁で、最低更新(9.4%)。
現時点の平均は12.59%で、この調子だと、中盤で『清盛』の記録(12.01%)を塗り替えられそうです。
最終的に、何処まで下がるのか、恐ろしく気になります。
DVD・BDのBOX1(第1話~第12話収録)は、去年同様、8月と言う早い時期に発売されるそうで、NHKもかなり必死ですね。
それでは~
製作者側は長州の行為を美化しようとしているものの、それに失敗しているだけというよりは、文が主人公なので、製作者側の考える「女性視点」が前面に出された結果、長州の行為にやや冷ややかな視線が向けられているような描写になっているのかな、と思います。
焼打ち事件に関しては、伊藤博文の伝記を読むと、伊藤の発案というわけではないにしても、伊藤は積極的に参加した、ということのようです。
萩では高杉夫人の雅や文の甥が杉家に立ち寄るようになり、子供たちが松陰の書物を読み書きするために集まり活気が戻ってきた。そこに文がおにぎりを持ってくる。ものすごいデジャヴ。文の説得で雅も読み書きを手伝うように。こうなると予想はしていたものの、雅があっさり引き受けたのは意外でした。「家にいると舅が口うるさいし、ここ(杉家)にいると退屈しない」とのたまう彼女も根はいい子なのかもしれません。
ヒロイン大河らしくこういうエピソードを差し挟みながら、攘夷運動のきな臭さも表現している。手堅く作る努力は感じられました。これからの激動の展開に視聴率がついてきてくれれば良いのですが。