大河ドラマ『花燃ゆ』第2回「波乱の恋文」

 今日はもう1本掲載します。率直に言って、地味というか盛り上がりに欠けた感は否めません。これから幕末の激動期を迎えて盛り上がってくるのだろうとは思いますが、序盤でこう盛り上がりに欠けると、視聴者は逃げていくばかりではないか、と懸念されます。大河ドラマは基本的に序盤の視聴率が高く、その後は低下する傾向にあるだけに、放送前からある程度予想できていたとはいえ、視聴率は低迷しそうです。大河ドラマは観光効果が大きいと言われているだけに、低視聴率だからといって廃止されることはないのかもしれませんが、それにしても心配です。

 序盤は、主人公の将来の夫となる小田村伊之助と、主人公の兄の吉田寅次郎(松陰)が重要な役割を担うようなのに、伊之助と寅次郎の関係が深まっていく様や、寅次郎の脱藩が今回深く描かれなかったのは失敗ではないか、と思います。主人公の存在感も、放送前から懸念されたように薄いのですが、文を主人公というよりは狂言回しと考えれば、まあこんなものなのかな、とも思います。まだ盛り上がりに欠けるところがあるのは否定できませんが、話自体はまずまず面白いと思いますので、最終回まで視聴を続けられそうです。ただ、感想記事の執筆を続ける自信はありません。

 前回を視聴していてやや驚いたのですが、大河ドラマの予告で語りが入るのは本作が初めてではないか、と思います。これは、悪い試みとは思いません。その予告を見ると、次回ついに久坂玄瑞が本格的に登場するようですが、おそらく多くの人が放送開始前から懸念しているであろうように、久坂玄瑞は本作最大の地雷となりそうな気がします。主人公の夫になる人物ですし、史実での言動からして、見せ場が少なからずあるでしょうから、何とも困ったものです。

この記事へのコメント

ひろし
2015年01月13日 17:00
今回はハッキリ言って悪い意味でショックでした。
全体的に内容が薄かったです。去年以上に酷い序盤でした。
今まで観てきた幕末大河(或いは大河全般)で、序盤の内容でこんなに詰まらなく酷かったのは初めてです。
あの最低大河『江』(戦国題材)ですら、序盤の数話は、それ並に見所があったのに(突っ込みも多かったですが)、今回は何も無かったです(汗)。
肝心の松蔭の脱藩の動機が描かれず、ほぼスルー扱いとは驚きました。
これは大失敗ですよ。折角、ほぼ準主役っぽい位置なのに、もったいないです。
責めて、今回は脱藩の動機を深く描き、脱藩は次回に取っておいた方が良かったと思います。何の苦悩や葛藤も感じられませんでした。

私の不安がほぼ的中した内容でした。
この先、観るのがしんどくなりそうです。
まあ、次回から未来の夫・久坂玄瑞が出るので、一様どうなるか気になります(全然期待してないけど)。

いくら「捨駒」大河と言えども、これでは「手抜」大河ですよ。
明らかにやる気がないそうですね。天下のNHKが、これではいけませんよ!
この調子だと、今後が更に不安になります。

視聴率は13.4%と、序盤では信じられない数字を出しました。
これには、私も思わずショックです。
内容はどうあれ、近年では最低でも16~17%台だったので、これにはとても驚きました。裏番組がどうという問題ではありません。
このままだと視聴者が益々減り、来年にも影響されると思います。

これ以上語る事はありません(汗)。
正直、今回の感想を書くのは辛かったです。
以上。

それでは~
2015年01月13日 20:39
今回の吉田松陰の描き方は失敗でしたね。

視聴率も厳しそうですね。これから話が盛り上がってくるはずですので、何とか盛り返してもらいたいものですが。

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