『ビッグコミック』の危機的状況
今日はもう1本掲載します。『ビッグコミック』で次号(2014年11月25日号)より『医者を見たら死神と思え』という作品の連載が始まるのですが、その監修者が近藤誠氏だと知って、愕然としています。『天智と天武~新説・日本書紀~』が掲載されているので、私は『ビッグコミック』を一年半以上ずっと購入しており、予告にも毎号一応目を通してはいいます。しかし、『天智と天武~新説・日本書紀~』が次号は掲載されるのだろうか、ということに意識が集中しており、新連載のことはほとんど意識していなかったので、情けないことにツイッターで知るまで気づきませんでした。
『医者を見たら死神と思え』は、近藤誠氏監修の医療もの作品ということで、たいへん問題のある内容になる可能性が高いだろうということは、容易に想像できます。創作とはいえ、直接命に関わる医療もの作品でこれはさすがにまずいだろう、とは思うのですが、『天智と天武~新説・日本書紀~』のような歴史捏造作品は許されるのか、と糾弾されたら返答に窮することも否定できません。『天智と天武~新説・日本書紀~』程度の創作歴史ものは長期に亘って社会的に容認されているし、読者・視聴者の多くも虚構と分かって楽しんでいる、との反論も一応できなくはありませんが。
おそらく、『医者を見たら死神と思え』は悪い意味で大きな反響を呼び、『ビッグコミック』編集部や発行元の小学館に抗議が殺到する可能性が高いでしょう。『医者を見たら死神と思え』が打ち切りになるだけならまだよいのですが、回収騒動や、廃刊にまで事態が発展するのではないか、と私は懸念しています。『ビッグコミック』は以前よりも発行部数が激減しているでしょうから、抗議が殺到すれば、小学館の経営陣が廃刊を決断する可能性もあるのではないか、とも思います。
ただ、看板雑誌で何度も近藤誠氏を好意的に取り上げている文藝春秋社は、そのことで苦境に追い込まれているわけではなさそうですし、雑誌の回収・廃刊が検討されたこともまったくないようですから、私の懸念も杞憂に終わる可能性が高いのかもしれません。もっとも、それはそれで現代日本社会の深刻な問題の一端を象徴しているかのようでもあり、とても歓迎することはできませんが。まあ、近藤誠氏監修とはいっても、近藤誠氏の見解がどこまで取り入れられているのかは、読んでみないと分からないので、どこまで抗議が広がるのかはまだ分からない、と微かな希望を抱いて『ビッグコミック』の次号を待つことにします。
もし、私が懸念しているように『医者を見たら死神と思え』への抗議が殺到したら、同じ雑誌に掲載されている『天智と天武~新説・日本書紀~』への関心も多少高まるかもしれません。『天智と天武~新説・日本書紀~』は、現在の皇室の祖先に関わることで歴史を捏造した創作だけに、抗議が殺到する可能性は連載当初よりありました。さらに、『ビッグコミック』編集部が宣伝にて『天智と天武~新説・日本書紀~』を強引な形で政権批判に使っているので、その点でも、まだ少ないとはいえ批判されており、アマゾンでも内容ではなく宣伝のところで低い評価になってしまっています。
『医者を見たら死神と思え』への注目が悪い意味で集まり、それにともなって『天智と天武~新説・日本書紀~』も注目されるようになると、皇室に関わる歴史捏造・宣伝における強引な形での政権批判の二点で抗議が殺到し、打ち切りになるのではないか、と私は懸念しています。一方で、注目が集まれば人気が高まることもあり得る、ともわずかながら思うのですが、内容からして読者を選ぶ作品でもあるでしょうから、それはあまり期待できそうにありません。ともかく今は、『ビッグコミック』の廃刊も含めて、『天智と天武~新説・日本書紀~』が打ち切りにならないよう、強く願っています。
『医者を見たら死神と思え』は、近藤誠氏監修の医療もの作品ということで、たいへん問題のある内容になる可能性が高いだろうということは、容易に想像できます。創作とはいえ、直接命に関わる医療もの作品でこれはさすがにまずいだろう、とは思うのですが、『天智と天武~新説・日本書紀~』のような歴史捏造作品は許されるのか、と糾弾されたら返答に窮することも否定できません。『天智と天武~新説・日本書紀~』程度の創作歴史ものは長期に亘って社会的に容認されているし、読者・視聴者の多くも虚構と分かって楽しんでいる、との反論も一応できなくはありませんが。
おそらく、『医者を見たら死神と思え』は悪い意味で大きな反響を呼び、『ビッグコミック』編集部や発行元の小学館に抗議が殺到する可能性が高いでしょう。『医者を見たら死神と思え』が打ち切りになるだけならまだよいのですが、回収騒動や、廃刊にまで事態が発展するのではないか、と私は懸念しています。『ビッグコミック』は以前よりも発行部数が激減しているでしょうから、抗議が殺到すれば、小学館の経営陣が廃刊を決断する可能性もあるのではないか、とも思います。
ただ、看板雑誌で何度も近藤誠氏を好意的に取り上げている文藝春秋社は、そのことで苦境に追い込まれているわけではなさそうですし、雑誌の回収・廃刊が検討されたこともまったくないようですから、私の懸念も杞憂に終わる可能性が高いのかもしれません。もっとも、それはそれで現代日本社会の深刻な問題の一端を象徴しているかのようでもあり、とても歓迎することはできませんが。まあ、近藤誠氏監修とはいっても、近藤誠氏の見解がどこまで取り入れられているのかは、読んでみないと分からないので、どこまで抗議が広がるのかはまだ分からない、と微かな希望を抱いて『ビッグコミック』の次号を待つことにします。
もし、私が懸念しているように『医者を見たら死神と思え』への抗議が殺到したら、同じ雑誌に掲載されている『天智と天武~新説・日本書紀~』への関心も多少高まるかもしれません。『天智と天武~新説・日本書紀~』は、現在の皇室の祖先に関わることで歴史を捏造した創作だけに、抗議が殺到する可能性は連載当初よりありました。さらに、『ビッグコミック』編集部が宣伝にて『天智と天武~新説・日本書紀~』を強引な形で政権批判に使っているので、その点でも、まだ少ないとはいえ批判されており、アマゾンでも内容ではなく宣伝のところで低い評価になってしまっています。
『医者を見たら死神と思え』への注目が悪い意味で集まり、それにともなって『天智と天武~新説・日本書紀~』も注目されるようになると、皇室に関わる歴史捏造・宣伝における強引な形での政権批判の二点で抗議が殺到し、打ち切りになるのではないか、と私は懸念しています。一方で、注目が集まれば人気が高まることもあり得る、ともわずかながら思うのですが、内容からして読者を選ぶ作品でもあるでしょうから、それはあまり期待できそうにありません。ともかく今は、『ビッグコミック』の廃刊も含めて、『天智と天武~新説・日本書紀~』が打ち切りにならないよう、強く願っています。
この記事へのコメント