『太陽にほえろ!』392話~396話
392話「流れ者」8
スニーカーと早瀬婦警が、そうとは知らず宝石泥棒と偶然出会ったところから話が始まります。適度に喜劇調で進んでいき、話の構成がなかなか練られていることもあって、なかなか楽しんで視聴できました。スニーカーの未熟さ・責任感のなさが印象づけられ、ロッキーが先輩らしく見えるのがやや笑えるところです。ブックレットに掲載されている早瀬婦警はとてつもなく可愛いので、必見です(笑)。二人組の犯人の一人を演じた北條清嗣氏の出番が少なかったのが残念です。
393話「密偵」8
麻薬隠匿との情報を得て暴力団の事務所を捜査したものの、失敗に終わったことから、本庁は山さんに内通者の捜査を命令します。この嫌な命令を山さんは引き受けます。内通者が誰なのか、当初は分かりませんが、やがて所轄の課長に絞られます。本庁は早く片付けろと急かしますが、山さんには焦る様子が見られません。山さんは暴力団の幹部と麻雀をした帰りに、自動車に轢き殺されそうになります。自らを囮にする山さんの身をボスは案じます。やがて、山さんは所轄の課長ではなく本庁の刑事を疑い始めます。全体的にハードボイルド的性格が強く、ずっと緊張した展開が続いてよいと思います。山さんのアクションシーンも見所となっています。メインゲストの伊藤孝雄氏の好演が印象に残ります。
394話「鮫やんの受験戦争」8
久々の鮫島勘五郎シリーズとなります。今度は鮫島が受験コンサルタントとして登場します。鮫島の事務所の金庫から金が盗まれ、一係は鮫島が預かっている受験生も疑いますが、鮫島はそれに反発します。犯人の見当は早い時点でついたのですが、受験生心理を背景に、なかなかひねった話になっています。鮫島シリーズらしい喜劇調にもなっており、楽しめました。
395話「爆破魔」7
爆破犯と思われる人物をゴリさんが射殺しますが、その後にも犯行予告があり、七曲署に爆弾が送られてきて爆発し、ゴリさんは無実の人間を殺したのではないか、ということで窮地に追い込まれます。もう一人、容疑者と思われる人物がおり、警察無線を盗聴して便乗した脅迫・爆破をしたのだろう、と一係は推測しますが、その証拠がなかなか見つかりません。最後まで犯人との緊張感ある駆け引きが続くので、なかなか楽しめました。
396話「記念樹」7
ともに恩師に裏切られたスニーカーと少年との対比と、麻薬中毒患者の殺害事件を軸に話が展開します。なんとも苦い話になっていますが、最後に救いがあったので、後味が悪いとまでは言えません。こういった話は、ゴリさんがよく似合っているのですが、スニーカーだと演技力がいまいちなので、その点が残念ではあります。ただ、スニーカーの未熟さを活かした話になっているので、そこはよかったと思います。少年と殺人事件との関係が当初は不明だったのですが、思いがけないところからつながりが判明します。不満がないわけではありませんが、全体的にはなかなかの出来だと思います。
スニーカーと早瀬婦警が、そうとは知らず宝石泥棒と偶然出会ったところから話が始まります。適度に喜劇調で進んでいき、話の構成がなかなか練られていることもあって、なかなか楽しんで視聴できました。スニーカーの未熟さ・責任感のなさが印象づけられ、ロッキーが先輩らしく見えるのがやや笑えるところです。ブックレットに掲載されている早瀬婦警はとてつもなく可愛いので、必見です(笑)。二人組の犯人の一人を演じた北條清嗣氏の出番が少なかったのが残念です。
393話「密偵」8
麻薬隠匿との情報を得て暴力団の事務所を捜査したものの、失敗に終わったことから、本庁は山さんに内通者の捜査を命令します。この嫌な命令を山さんは引き受けます。内通者が誰なのか、当初は分かりませんが、やがて所轄の課長に絞られます。本庁は早く片付けろと急かしますが、山さんには焦る様子が見られません。山さんは暴力団の幹部と麻雀をした帰りに、自動車に轢き殺されそうになります。自らを囮にする山さんの身をボスは案じます。やがて、山さんは所轄の課長ではなく本庁の刑事を疑い始めます。全体的にハードボイルド的性格が強く、ずっと緊張した展開が続いてよいと思います。山さんのアクションシーンも見所となっています。メインゲストの伊藤孝雄氏の好演が印象に残ります。
394話「鮫やんの受験戦争」8
久々の鮫島勘五郎シリーズとなります。今度は鮫島が受験コンサルタントとして登場します。鮫島の事務所の金庫から金が盗まれ、一係は鮫島が預かっている受験生も疑いますが、鮫島はそれに反発します。犯人の見当は早い時点でついたのですが、受験生心理を背景に、なかなかひねった話になっています。鮫島シリーズらしい喜劇調にもなっており、楽しめました。
395話「爆破魔」7
爆破犯と思われる人物をゴリさんが射殺しますが、その後にも犯行予告があり、七曲署に爆弾が送られてきて爆発し、ゴリさんは無実の人間を殺したのではないか、ということで窮地に追い込まれます。もう一人、容疑者と思われる人物がおり、警察無線を盗聴して便乗した脅迫・爆破をしたのだろう、と一係は推測しますが、その証拠がなかなか見つかりません。最後まで犯人との緊張感ある駆け引きが続くので、なかなか楽しめました。
396話「記念樹」7
ともに恩師に裏切られたスニーカーと少年との対比と、麻薬中毒患者の殺害事件を軸に話が展開します。なんとも苦い話になっていますが、最後に救いがあったので、後味が悪いとまでは言えません。こういった話は、ゴリさんがよく似合っているのですが、スニーカーだと演技力がいまいちなので、その点が残念ではあります。ただ、スニーカーの未熟さを活かした話になっているので、そこはよかったと思います。少年と殺人事件との関係が当初は不明だったのですが、思いがけないところからつながりが判明します。不満がないわけではありませんが、全体的にはなかなかの出来だと思います。
この記事へのコメント
また、こういったセミレギュラーシリーズといえば、厚生省麻薬取締官・村岡房江と新人刑事との共演が初期では存在しました。ですがこちらはロッキー登場以降は全くなかったと思います。何か諸事情があったのでしょうか?
「爆破魔」ですが、犯人役として出演されてたのが深水三章でした。悪役としてうってつけの俳優で、「太陽・・・」では何度も出演されてます。私の曖昧な記憶ではありますが、確かこの回が「太陽・・・」での初出演ではなかったかと思います。
「太陽・・・」はメインレギュラーに目が行きがちですが、セミレギュラーや犯人役等に目を向けるのも、けっこう面白いと思います。
犯人役では、富川澈夫氏やスコッチ登場回にも出演した北條清嗣氏が私の好みです。