大河ドラマ『軍師官兵衛』第26回「長政初陣」
まだ日付は変わっていないのですが、6月30日分の記事として掲載しておきます。秀吉は毛利領へと攻め入り、長政が初陣を迎えることになります。長政が血気にはやっていることを危ぶんだ官兵衛は、太兵衛を長政の目付け役とします。しかし光は、血気にはやる長政に猛将型の太兵衛をつけたことを疑問に思います。陣中にて武功を立てようと焦る長政を、本当の戦は先だと官兵衛の家臣たちは諭します。そんな長政に、父の官兵衛は厳しい視線を向けます。官兵衛は無駄な戦を避けるべく清水宗治を調略しようとしますが、宗治はあくまでも毛利家への忠義を貫こうとします。命を無駄に使ってはならない、と官兵衛は宗治を再度説得しますが、宗治を翻意させることはできませんでした。
その頃、織田軍は武田領へと攻め入り、武田家を滅ぼします。この時、信長がかねてより行方を追っていた因縁の敵である六角次郎を快川紹喜が匿っていたことが判明し、六角次郎を引き渡さないなら恵林寺ごと焼き殺せ、と信長は命じます。光秀は旧知の仲である快川紹喜の命を助けようと必死になって信長に奏上し、六角次郎を引き渡すよう快川紹喜を説得するものの失敗し、快川紹喜は焼き殺されてしまいます。光秀は信長への恨みを募らせ、朝廷は信長の蛮行に驚愕し、対策を立てようとします。どうも、朝廷と信長との対立を強調し、それが本能寺の変の一因だった、という話になるようです。信長と朝廷の対立を強調しすぎている見解は気になるのですが、私も近年ではこの問題についての勉強が進んでいないので、深くは突っ込まないことにします。
秀吉率いる織田軍の侵攻が迫り、官兵衛が清水宗治などを派手に調略するという苦境のなか、毛利家では対策が協議され、安国寺恵瓊が官兵衛に接触することになります。ついに秀吉の率いる織田軍が毛利領へと侵攻し、長政も初陣を迎えることになります。血気にはやる長政は太兵衛の諌めも聞かずに突き進み、危うく命を落としそうになったものの、太兵衛に助けられて何とか手柄を挙げます。秀吉に褒められた長政は父の官兵衛に褒められたくて報告に行きますが、当主なのだから猪武者のように振る舞うな、と官兵衛に叱責されます。長政は、槍働きで武功を挙げたい、と父に反発します。長政を叱責した官兵衛ですが、武功を挙げた長政は大したものだ、と内心では認めていました。官兵衛は長政に、忠臣の太兵衛を身近に見て、自分が一人ではなく皆に守られて生きていることを悟ってもらいたかったのでした。
織田軍と毛利軍が衝突するなか、官兵衛は密かに安国寺恵瓊と面会します。安国寺恵瓊は官兵衛に、秀吉と毛利家が結んで天下をとろう、と提案します。官兵衛は、村重と同じ失敗はしない、と一蹴しますが、無駄な戦は避けたいということで、毛利家に四ヶ国の安堵という条件での織田家との和議を提案します。安国寺恵瓊は、それでは毛利家首脳部が納得しないとして承服せず、交渉は決裂します。安国寺恵瓊は去り際に、自分は秀吉が昔から好きだったが、思っていた以上に大物になった、と意味深な発言をします。この官兵衛と安国寺恵瓊とのやり取りは、本能寺の変以降の情勢の激変の伏線なのでしょうか。毛利家との交渉が決裂したため、官兵衛は清水宗治の立て籠もる高松城を水没させようとします。これで無駄な戦を避けられる、というわけです。秀吉は官兵衛の策を絶賛し、早速実行させます。その頃、光は男子を出産し、職隆も侍女たちも喜びます。
今回は、本能寺の変とその後の情勢の激変を意識した話の作りになっていました。村重の謀反以降の前回までの話も含めて、光秀が謀反を起こす過程が分かりやすく描かれており、この作品らしいと思います。上述したように、信長と朝廷との対立の強調など、疑問に思うところは少なくありませんが、ドラマとしてはこれでもよいのかな、と思います。少なくとも、光秀が謀反を起こす経緯はなかなか説得的だと思います。次回は、光秀が決起するところまで描かれるようです。
また今回は、官兵衛・長政父子の確執が今後の軸の一つになりそうだと予感させる作りにもなっていました。父に認めてもらいたいと血気にはやる若い息子と、立場の重さを考えて慎重に振る舞えと諭す父親という、よくある親子対立になっており、分かりやすさを志向するこの作品らしいな、と思います。ただ、官兵衛が内心では長政を認めていることなどから、最終的には両者が和解するのだろう、と予感させる内容にもなっていました。ありきたりと言えるかもしれませんが、半兵衛の遺言の解釈など工夫も見られ、現時点ではさほど悪くないと思います。
現在、BSプレミアムで1987年の大河ドラマ『独眼竜政宗』が再放送されています。『独眼竜政宗』を絶賛し、『軍師官兵衛』を貶す人々は少なくないのかもしれませんが、正直なところ、『独眼竜政宗』を、本放送時と時代劇専門チャンネルの再放送時に毎回視聴し、BSプレミアムでの現在の再放送も毎回視聴している私は、『軍師官兵衛』の話が『独眼竜政宗』と比較して決定的に劣るとは考えていません。もちろん、これはあくまでも私の見解であり、同じように考えている人はほとんどいないのかもしれませんが。
その頃、織田軍は武田領へと攻め入り、武田家を滅ぼします。この時、信長がかねてより行方を追っていた因縁の敵である六角次郎を快川紹喜が匿っていたことが判明し、六角次郎を引き渡さないなら恵林寺ごと焼き殺せ、と信長は命じます。光秀は旧知の仲である快川紹喜の命を助けようと必死になって信長に奏上し、六角次郎を引き渡すよう快川紹喜を説得するものの失敗し、快川紹喜は焼き殺されてしまいます。光秀は信長への恨みを募らせ、朝廷は信長の蛮行に驚愕し、対策を立てようとします。どうも、朝廷と信長との対立を強調し、それが本能寺の変の一因だった、という話になるようです。信長と朝廷の対立を強調しすぎている見解は気になるのですが、私も近年ではこの問題についての勉強が進んでいないので、深くは突っ込まないことにします。
秀吉率いる織田軍の侵攻が迫り、官兵衛が清水宗治などを派手に調略するという苦境のなか、毛利家では対策が協議され、安国寺恵瓊が官兵衛に接触することになります。ついに秀吉の率いる織田軍が毛利領へと侵攻し、長政も初陣を迎えることになります。血気にはやる長政は太兵衛の諌めも聞かずに突き進み、危うく命を落としそうになったものの、太兵衛に助けられて何とか手柄を挙げます。秀吉に褒められた長政は父の官兵衛に褒められたくて報告に行きますが、当主なのだから猪武者のように振る舞うな、と官兵衛に叱責されます。長政は、槍働きで武功を挙げたい、と父に反発します。長政を叱責した官兵衛ですが、武功を挙げた長政は大したものだ、と内心では認めていました。官兵衛は長政に、忠臣の太兵衛を身近に見て、自分が一人ではなく皆に守られて生きていることを悟ってもらいたかったのでした。
織田軍と毛利軍が衝突するなか、官兵衛は密かに安国寺恵瓊と面会します。安国寺恵瓊は官兵衛に、秀吉と毛利家が結んで天下をとろう、と提案します。官兵衛は、村重と同じ失敗はしない、と一蹴しますが、無駄な戦は避けたいということで、毛利家に四ヶ国の安堵という条件での織田家との和議を提案します。安国寺恵瓊は、それでは毛利家首脳部が納得しないとして承服せず、交渉は決裂します。安国寺恵瓊は去り際に、自分は秀吉が昔から好きだったが、思っていた以上に大物になった、と意味深な発言をします。この官兵衛と安国寺恵瓊とのやり取りは、本能寺の変以降の情勢の激変の伏線なのでしょうか。毛利家との交渉が決裂したため、官兵衛は清水宗治の立て籠もる高松城を水没させようとします。これで無駄な戦を避けられる、というわけです。秀吉は官兵衛の策を絶賛し、早速実行させます。その頃、光は男子を出産し、職隆も侍女たちも喜びます。
今回は、本能寺の変とその後の情勢の激変を意識した話の作りになっていました。村重の謀反以降の前回までの話も含めて、光秀が謀反を起こす過程が分かりやすく描かれており、この作品らしいと思います。上述したように、信長と朝廷との対立の強調など、疑問に思うところは少なくありませんが、ドラマとしてはこれでもよいのかな、と思います。少なくとも、光秀が謀反を起こす経緯はなかなか説得的だと思います。次回は、光秀が決起するところまで描かれるようです。
また今回は、官兵衛・長政父子の確執が今後の軸の一つになりそうだと予感させる作りにもなっていました。父に認めてもらいたいと血気にはやる若い息子と、立場の重さを考えて慎重に振る舞えと諭す父親という、よくある親子対立になっており、分かりやすさを志向するこの作品らしいな、と思います。ただ、官兵衛が内心では長政を認めていることなどから、最終的には両者が和解するのだろう、と予感させる内容にもなっていました。ありきたりと言えるかもしれませんが、半兵衛の遺言の解釈など工夫も見られ、現時点ではさほど悪くないと思います。
現在、BSプレミアムで1987年の大河ドラマ『独眼竜政宗』が再放送されています。『独眼竜政宗』を絶賛し、『軍師官兵衛』を貶す人々は少なくないのかもしれませんが、正直なところ、『独眼竜政宗』を、本放送時と時代劇専門チャンネルの再放送時に毎回視聴し、BSプレミアムでの現在の再放送も毎回視聴している私は、『軍師官兵衛』の話が『独眼竜政宗』と比較して決定的に劣るとは考えていません。もちろん、これはあくまでも私の見解であり、同じように考えている人はほとんどいないのかもしれませんが。
この記事へのコメント
とりあえず「普通」でした。
可もなく不可もなく、それ並に普通でした。
ベタすぎて、余り語る事がありません。
ただ、戦闘シーンは良かったですし、水攻めの為の工事のスケールが大きかったのは評価します。
とりあえず、予算の使い道はちゃんとしてますが、内容が薄かったのが残念です。
もうちょっと、説得力が欲しかったです。
あと、ストップモーションも必要なかったです。
まあ、このまま行けば、評価はちょっと変わるかも。
次回以降の、本能寺の変が気になります(余り、期待してませんが)。
家康も出るそうですし、そこも気になります。
水攻めの撮影にはかなり予算を投じているようですね。