大河ドラマ『軍師官兵衛』第22回「有岡、最後の日」
まだ日付は変わっていないのですが、6月2日分の記事として掲載しておきます。官兵衛の幽閉場所を突き止めた善助たちですが、警戒が厳しいため救出は難航します。松寿丸を匿っていた半兵衛は播磨に赴き、秀吉に真相を伝えます。半兵衛は秀吉に宇喜多直家の調略に赴くよう命じられますが、その前に亡くなります。半兵衛は三成に才知に頼りすぎないよう警告し、秀吉には今後官兵衛を頼むよう言い残します。一方、毛利の援軍が来ないことに焦る村重は、しだいに狂気を見せ始め、城を出て直接毛利に援軍を頼もうとします。村重の妻の「だし」はそれを聞き、無理だろうと思いつつも夫を信じることにします。
村重は密かに有岡城から脱出し、尼崎城へと入ります。しかし、宇喜多直家が毛利家を見限ったこともあって、すでに毛利領への道は海陸ともに織田軍に封じられており、村重が毛利方に直接赴いて援軍を頼むことは難しくなります。織田軍は有岡城下の町を包囲し、村重が降伏すれば有岡城に籠っている者は許す、との条件を出しますが、村重は織田方に降伏しようとはしません。狂気に囚われた村重は、生きている限り信長に負けたことにはならない、と意地になっていました。有岡城では重臣も自殺するなど、荒木家中の動揺は隠せません。ついに織田軍は有岡城に攻めかかり、官兵衛は善助たちに救出されます。
今回は、毛利の援軍が来ないことに焦りを深めた村重が、次第に狂気の様子を見せていくところが注目されます。過去の戦国時代の映画・ドラマをすべて視聴したわけではないのですが、村重の心理状況をこれだけ丁寧に描いた映像作品は珍しいかもしれません。このところ、村重が主人公になった感もあるのですが、過去の大河ドラマでも、『徳川家康』のように一時は大賀弥四郎が主人公になったかのような作品もありますし、何よりも村重は、官兵衛の覚醒にあたって直接的に重要な役割を果たすことになりそうですから、これでよいと思います。その村重の妻の「だし」は、これまでにも何度か述べてきましたが、適役だと思います。私にとっては、期待値との差(出演作を視聴したことがなかったので、ネットでの評判を基準にしていました)という意味で、現時点ではこの作品最大の当たり役です。
村重は密かに有岡城から脱出し、尼崎城へと入ります。しかし、宇喜多直家が毛利家を見限ったこともあって、すでに毛利領への道は海陸ともに織田軍に封じられており、村重が毛利方に直接赴いて援軍を頼むことは難しくなります。織田軍は有岡城下の町を包囲し、村重が降伏すれば有岡城に籠っている者は許す、との条件を出しますが、村重は織田方に降伏しようとはしません。狂気に囚われた村重は、生きている限り信長に負けたことにはならない、と意地になっていました。有岡城では重臣も自殺するなど、荒木家中の動揺は隠せません。ついに織田軍は有岡城に攻めかかり、官兵衛は善助たちに救出されます。
今回は、毛利の援軍が来ないことに焦りを深めた村重が、次第に狂気の様子を見せていくところが注目されます。過去の戦国時代の映画・ドラマをすべて視聴したわけではないのですが、村重の心理状況をこれだけ丁寧に描いた映像作品は珍しいかもしれません。このところ、村重が主人公になった感もあるのですが、過去の大河ドラマでも、『徳川家康』のように一時は大賀弥四郎が主人公になったかのような作品もありますし、何よりも村重は、官兵衛の覚醒にあたって直接的に重要な役割を果たすことになりそうですから、これでよいと思います。その村重の妻の「だし」は、これまでにも何度か述べてきましたが、適役だと思います。私にとっては、期待値との差(出演作を視聴したことがなかったので、ネットでの評判を基準にしていました)という意味で、現時点ではこの作品最大の当たり役です。
この記事へのコメント
半死半生の官兵衛が凄くリアルに描かれました!
一昨年の『清盛』に以上に汚れた演出でした。迫力・インパクトがありました。
(救出時の演出・BGMがちょっとモヤモヤだったのがアレですが...)
ただ、個人的に、今回の内容は、もっと中盤の方(20話後半~30話前半)が良かったかも。
まあ、序盤がダラダラと長く感じたから仕方が無いのですが...
半兵衛は、今回で退場です。
今考えると、谷原さんの出演する大河は、殆ど途中退場なのが残念です(東甲子太郎では暗殺、今川義元では戦死、桂小五郎では病死)。
官兵衛の同士・ライバル(両兵衛)なのにも関わらず、出番が少なく、なんだか地味な扱いでした。
個人的に、2人主人公の大河にして欲しかったです。まあ、史実どおりなのが仕方がないのですが...
今年の大河で、主役より魅力があるのに、残念です。
演じた谷原さん、お疲れ様でした。
幽閉時が終り、次の見せ場(村重以降)は、信長暗殺~関白秀吉~如水に改名~関が原でしょうか?
いずれにせよ、ここから物語が進行し、主役が大きな活躍をする事を願います。
今回で、今後の期待が(少しは)持てました。
それでは~
今後は主人公らしい活躍が見られるのではないかな、と期待しています。