本村凌二『世界史の叡智 悪役・名脇役篇 辣腕、無私、洞察力の51人に学ぶ』
中公新書の一冊として、中央公論新社から2014年5月に刊行されました。歴史上の人物を取り上げて、その叡智を読者に紹介するという趣旨で産経新聞に連載されていた「世界史の遺風」の書籍化となります。この連載は2年間続き、前半が昨年刊行された『世界史の叡智 勇気、寛容、先見性の51人に学ぶ』(関連記事)として、後半が本書として書籍化されたわけです。なお、『世界史の叡智 勇気、寛容、先見性の51人に学ぶ』と同じく、本書も書籍化にあたり加筆されているそうです。
本村氏の専門外の分野の人物が多数取り上げられており、一人あたりの分量が4ページと少ないこともあり、内容としてはやはり薄くなっており、『世界史の叡智 勇気、寛容、先見性の51人に学ぶ』を読んだ時と感想は変わりませんでした。それでも、本村氏の著書ということで、気軽に読み進められたので、損をしたとまでは思っていません。悪役・名脇役で歴史上の人物をまとめるのはやや無理があると思いますが、50人以上の人物を取り上げた新聞連載をまとめたものでもあり、仕方のないところもあるでしょうか。中華人民共和国への揶揄・批判がしばしば見られるのは、産経新聞での連載が意識されたためでしょうか。多くのものを得たというわけではありませんが、空いた時間に少しずつ読み進めるのに適していると思います。
本村氏の専門外の分野の人物が多数取り上げられており、一人あたりの分量が4ページと少ないこともあり、内容としてはやはり薄くなっており、『世界史の叡智 勇気、寛容、先見性の51人に学ぶ』を読んだ時と感想は変わりませんでした。それでも、本村氏の著書ということで、気軽に読み進められたので、損をしたとまでは思っていません。悪役・名脇役で歴史上の人物をまとめるのはやや無理があると思いますが、50人以上の人物を取り上げた新聞連載をまとめたものでもあり、仕方のないところもあるでしょうか。中華人民共和国への揶揄・批判がしばしば見られるのは、産経新聞での連載が意識されたためでしょうか。多くのものを得たというわけではありませんが、空いた時間に少しずつ読み進めるのに適していると思います。
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