大河ドラマ『軍師官兵衛』第18回「裏切る理由」

 まだ日付は変わっていないのですが、5月5日分の記事として掲載しておきます。毛利の大軍が播磨から撤退し、秀吉と官兵衛は播磨の毛利方の攻略を進めます。一度は織田家に従属することを表明したものの、その後に毛利家へと寝返った別所家の三木城は、秀吉の率いる軍勢により厳しく包囲されます。播磨平定を進めるべく備前の宇喜多直家を訪ねた官兵衛は、背後に用心しろ、との忠告を受けます。この時点では、官兵衛はそれが誰なのか、見当がつかないようです。

 直家の忠告した「背後」とは村重のことでした。播磨攻略のさいの失態により、村重は安土城に呼び出されます。動揺する村重ですが、安土城に赴き、必死の弁明で何とか切り抜けます。ところが今度は、村重の配下の中川清秀の家臣が本願寺に通じていたことが発覚し、村重はさらに追い詰められます。村重は光秀の説得により再び安土城に赴こうとしますが、清秀がこれに反対し、信長への不信感を募らせていた村重は、毛利方からの誘いを受けたこともあり、ついに信長を裏切ります。前半の山場であろう官兵衛の幽閉に向けて、村重の心理状態がわりと丁寧に描かれていたように思います。なかなか話を盛り上げてきたので、次回も楽しみです。

この記事へのコメント

ひろし
2014年05月06日 12:47
今回は、荒木村重の裏切り回でしたが、理由は明確に描かれでなかったのが非常に残念でした。
演じた田中さんは熱演してましたが、肝心な所が説明不足で、説得力が弱かったです。
個人的に、ちょっともったいなかったです。惜しいです。
今後、荒木村重が主役の大河が観たくなりました(題材的にちょっと難しいかも)。
ただ、全体的に内容は面白く、盛り上がってきましたので、今後の展開にそれ並みの期待はあります。
あとは、主役にもうちょっと魅力があればいいのですが(何度も言いますけど)。

去年、『八重の桜』で白井小四郎を演じた多田広輝が、意外な形で登場。
今年の脇役は相変わらず力が入ってますね。
2014年05月06日 16:18
予告映像を少し見ましたが、官兵衛の幽閉場面はかなり本格的なものになりそうです。

その後は変わってくるのではないか、と期待しています。

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