2016年の大河ドラマは『真田丸』

 今日はもう1本掲載します。2016年の大河ドラマは三谷幸喜脚本で舞台は戦国時代と先週すでに報道されており、私もツイッターで取り上げましたが、真田幸村を主人公とする『真田丸』に決定した、とNHKから正式に発表されました。やはり、大手一般紙・スポーツ紙のこうした大河ドラマ(朝ドラも)に関する報道で外れはまずない、ということなのでしょう。三谷氏は以前より大河ドラマで真田ものをやりたいと発言していたそうですし、真田ものは大河ドラマの題材として有力候補に挙げられていましたから、予想していた人は多かったでしょう。私も、2016年の大河ドラマの予想で候補に挙げていたくらいです(関連記事)。

 「真田幸村(信繁)」ということは、通常の大河ドラマよりもさらに虚構性が強くなりますよ、と示唆しているのかもしれませんが、これはもっと情報が公開されないと判断の難しいところです。真田幸村が主人公ということで問題になるのが、最大の山場になるだろう大坂の陣が終盤になる、ということです。大河ドラマでは、序盤で予算を使ってしまって後半の予算が不足し、後半~終盤の合戦場面が貧相になることがあります。2007年の大河ドラマ『風林火山』がそうでした。大河ドラマで石田三成が主人公にならないのも、終盤に山場となる大きな戦いがあるからだ、との憶測もネット上にはあるくらいです。

 その意味で、『真田丸』でも、最大の山場となるはずの大坂の陣の合戦場面が貧相になってしまう恐れはじゅうぶんあるわけで、制作統括の手腕が問われるところでしょう。その制作統括の屋敷陽太郎氏は『江~姫たちの戦国~』でも制作統括でしたから、ここは大いに不安なところです。ただ、『天地人』と同じ制作統括だった『八重の桜』は『天地人』と比較するとはるかにましな出来になっていましたから、さほど心配しなくてもよいのかな、とは思います。

 真田ものというと、大河ドラマ枠ではありませんが、時代劇専門チャンネルで現在再放送中の名作『真田太平記』があり、それと比較されることも多くなるでしょう。正直なところ、『真田太平記』を超えるのは難しいでしょうが、娯楽性を強調した『真田太平記』とは異なる作風での質の高さを期待しています。まあ、映像技術は当時よりもはるかに発達していますし、予算も『真田太平記』よりはずっと潤沢でしょうから、この点で『真田太平記』を上回ることは確実だと思いますが。

 戦国時代後半を題材とする今年の『軍師官兵衛』でさえ視聴率は苦戦しており、主人公の知名度がきょくたんに低い来年も視聴率では苦戦するでしょうから、かねてより期待の大きかっただろう真田ものとなる『真田丸』は、視聴率で苦戦の続く大河ドラマの切り札と言えるかもしれません。『真田丸』で視聴率が低迷するようだと、大河ドラマ廃止論がNHK内部でさえ強くなってくるかもしれません。その意味でも、『真田丸』が『真田太平記』と同等以上の名作となり、視聴率が高くなるよう願っています。

この記事へのコメント

ひろし
2014年05月13日 13:45
再来年の大河は、真田幸村とは予想外でした。
近年の主役は、知名度が低い人物ばかりでしたが、これは意外でした。
予想が当たりましたね。私の予想は外れましたが(汗)。

脚本家は『新選組!』の脚本を努めた三谷幸喜ですか。
ネットでは、意見がかなり分かれてますね。
まあ、『新選組!』は面白かったとはいえ、放送当時、評価が賛否両論だったので、無理はないと思いますが。
今度の主役は、清盛の「悪役」と違い、「正義のヒーロー」イメージ。
低迷する大河の中で、久々に大物・知名度が高い人物が主役ですね。

そういえば、大河で幸村が主人公なのは、初めてだそうですね。
『真田太平記』は未見です。時代劇専門チャンネルに加入してないので、今後DVDでゆっくり視聴する予定です。
超えるの確かに難しいですが、放送当時の視聴率は、今と状況が違うので、単純比較に無理があると思いますが。

主役を演じるのは、堺雅人と内定してるそうです。
『新選組!』繋がりだからか?それとも、『半沢直樹』の高視聴率の影響からか?
この配役はちょっと微妙で不安ですね。高視聴率の番組の主役が、大河の視聴率に、それほど大きな影響を与えるとは思えませんが。
個人的に、北条早雲の方が似合ってるような気がします。
まあ、まだ内定なので、最終的にどうなるか分かりませんが。
けど、戦国武将としての活躍も見てみたいです。BS時代劇の『塚原卜伝』は面白かったでし。
とりあえず、現時点では、不安は若干ありますが、来年の大河よりは期待度はあります。
期待してますよ、三谷!

それでは~
2014年05月13日 19:47
週刊誌だけではなく、大手スポーツ紙も報じ始めたので、主演は内定したのでしょうか。

脚本家・制作統括とのつながりを考えると、最有力と言えそうですが。

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