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海部陽介「アフリカで誕生した人類の長い旅」『人類の移動誌』第1章「人類の移動を考える」第1節
Excerpt: 印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収の論文です。本論文は、猿人→原人→旧人→新人という図式で人類進化史を把握しています。私はこうした把握に以前より疑問を抱いているのですが、専門家の見解..
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racked: 2014-05-10 00:00
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木村亮介「ゲノムからみた人類の拡散と適応」『人類の移動誌』第1章「人類の移動を考える」第2節
Excerpt: 印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収の論文です。分子遺伝学が人類の進化・拡散の研究に多大な貢献をしていることは、現在では一般にも広く知られているように思います。新世代型DNAシーケンサ..
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racked: 2014-05-13 00:00
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山極寿一「移動の心理を霊長類に探る」『人類の移動誌』第1章「人類の移動を考える」第3節
Excerpt: 印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収の論文です。本論文は霊長類の進化のなかに人類の進化を位置づけ、人類の移動がいかなる進化的特徴に基づくものなのか、見解を提示しています。広い視野に基づ..
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racked: 2014-05-15 00:00
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松本晶子「ヒヒはなぜサバンナへ移動したか?」『人類の移動誌』第1章「人類の移動を考える」コラム1
Excerpt: 印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収のコラムです。本コラムは、森林からサバンナへと進出した初期人類の生活様式のモデルとして、ヒヒを取り上げています。ヒヒはサバンナに現生する人類以外の霊..
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racked: 2014-05-16 00:00
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赤澤威「ネアンデルタールからクロマニョン人への交替劇」『人類の移動誌』第2章「アフリカからアジアへ」
Excerpt: 印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収の論文です。本論文は考古学的証拠より、ネアンデルタール人(ホモ=ネアンデルターレンシス)から現生人類(ホモ=サピエンス)への「交替劇」の要因を、適応..
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racked: 2014-05-20 00:00
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池谷和信「熱帯地域における狩猟採集民の移動の特徴」『人類の移動誌』第2章「アフリカからアジアへ」第2
Excerpt: 印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収の論文です。本論文は、アフリカの熱帯雨林地域と砂漠地域の狩猟採集民の事例から、狩猟採集民の移動の特徴をモデル化しています。本論文は、人類史の99%以..
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racked: 2014-05-31 00:00
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斎藤成也「DNA解析が語る東南アジア人の移動誌」『人類の移動誌』第2章「アフリカからアジアへ」第3節
Excerpt: 印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収の論文です。本論文は、ミトコンドリアDNAと核内DNA一塩基多型の解析から、東南アジアにおけるさまざまな人類集団の移動を復元した研究成果を提示してい..
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racked: 2014-06-03 00:00
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佐々木史郎「シベリアに進出した狩人たち 北方狩猟民の寒冷地適応戦略」『人類の移動誌』第2章
Excerpt: 印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収の論文です。本論文は、本来熱帯性の動物である現生人類(ホモ=サピエンス)が、他の人類よりも広範に寒冷な地域へと進出できた要因として、技術・生活様式の..
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racked: 2014-06-05 00:00
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野林厚志「台湾原住民の移動 居住地分布と居住様式の特徴からみる」『人類の移動誌』
Excerpt: 印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収の論文です。本論文は台湾原住民の移動を考察するとともに、そこでの考察がオーストロネシア語族台湾原郷説と整合的なのか、論じています。本論文は、台湾原郷..
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racked: 2014-06-07 00:00
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小長谷有紀「旅立つ勝者 モンゴル遊牧民の現代的移動」『人類の移動誌』第2章
Excerpt: 印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収のコラムです。現代のモンゴルにおける移動の様相から、人類史における移動の意味について論じています。比較文化的な内容にもなっており、本書のなかではやや..
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racked: 2014-06-10 00:00
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海部陽介「港川人の来た道」『人類の移動誌』第3章「日本へ」第1節
Excerpt: 印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収の論文です。本論文は、港川人の特徴、その起源、港川人と縄文人との関係について、研究史を整理しています。日本列島全体では更新世の人骨は少ないのですが、..
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racked: 2014-06-19 00:00
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松本直子「縄文から弥生へ 農耕民の移動と新しい文化の誕生」『人類の移動誌』第3章「日本へ」第2節
Excerpt: 印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収の論文です。本論文の特徴は、農耕民の移動を重視していることです。江戸時代への一般的印象から、農耕民は滅多なことでは移動しなかった、との通念が導かれる..
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racked: 2014-06-24 00:00
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小林青樹「縄文と弥生 日本列島を縦断する移動と交流」『人類の移動誌』第3章「日本へ」第3節
Excerpt: 印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収の論文です。本論文は、弥生時代の開始について新説を採用しており、じゅうらいの年代観よりも弥生時代の開始が繰り上がることになります。そのため、弥生文化..
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racked: 2014-06-25 00:01
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石田肇「北から移動してきた人たち」『人類の移動誌』第3章「日本へ」第4節
Excerpt: 印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収の論文です。本論文は、形質人類学の研究成果を中心に、遺伝学的研究成果も引用し、北東アジアに起源のあるオホーツク文化集団がアイヌ民族の成立に影響を及ぼ..
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racked: 2014-06-27 00:00
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高宮広土「奄美・沖縄諸島へのヒトの移動」『人類の移動誌』第3章「日本へ」第5節
Excerpt: 印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収の論文です。本論文は、12世紀頃までの奄美・沖縄諸島への人類の移住について考察しています。沖縄諸島では、更新世の人骨が発見されています。更新世の沖縄..
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racked: 2014-07-01 00:00
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中橋孝博「大陸から移動してきた人たち」『人類の移動誌』第3章「日本へ」コラム3
Excerpt: 印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収のコラムです。本コラムは、縄文時代~弥生時代の移行期における、いわゆる渡来人問題について考察しています。最初期の弥生文化の担い手については、在来の縄..
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racked: 2014-07-03 00:00
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関雄二「最初のアメリカ人の移動ルート」『人類の移動誌』第4章第1節
Excerpt: 印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収の論文です。アメリカ大陸への人類最初の移住はたいへん関心の高い問題であり、長年にわたって激論が展開されてきました。20世紀後半に一時主流となったのが..
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racked: 2014-07-08 00:00
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篠田謙一「DNAから追及する新大陸先住民の起源」『人類の移動誌』第4章第2節
Excerpt: 印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収の論文です。本論文は、アメリカ大陸への人類最初の移住というたいへん関心の高い問題についての遺伝学的研究を取り上げています。本論文で指摘されているのは..
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racked: 2014-07-10 00:00
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印東道子「海域世界への移動戦略」『人類の移動誌』第4章「アメリカ大陸・オセアニアへ」第3節
Excerpt: 印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収の論文です。本論文はオセアニアへの人類の移住について概観しています。ニア・オセアニアへの人類の移住は古く、50000~40000年前頃までさかのぼり..
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racked: 2014-07-12 00:00
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須田一弘「移動から定住へ パプアニューギニア山麓部の事例から」『人類の移動誌』第4章第4節
Excerpt: 印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収の論文です。本論文は、パプアニューギニアのクボ語集団の事例から、遊動型と定住型で人類社会がどのように変わるのか、見通しを提示しています。クボ語集団の..
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racked: 2014-07-13 00:00
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片山一道「人はなぜ海洋に乗り出したか?」『人類の移動誌』第4章コラム4
Excerpt: 印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収のコラムです。人類が海に接近するようになったのはせいぜい40万年前頃で、10万年前頃にはアフリカ南部で海産物が重要な食糧源となっていたものの、大きな..
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racked: 2014-07-27 00:00
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菊澤律子「ことばから探る人の移動」『人類の移動誌』第5章第1節
Excerpt: 印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収の論文です。本論文では、言語学から人類の移動史をどのように推測できるのか、解説されています。オーストロネシア語族の事例から言語の系統分類がどのように..
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racked: 2014-07-29 00:00
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松村博文「歯が語る人類移動」『人類の移動誌』第5章第2節
Excerpt: 印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収の論文です。身体の中で最も硬い組織である歯はそれだけ残りやすく、形態学的研究で重要な役割を果たしてきました。また歯冠は幼児期のうちに形成されるので、..
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racked: 2014-07-31 00:00
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米田穣「放射性炭素が書きかえる須藤の歴史 ネアンデルタール人と現生人類の交替劇」
Excerpt: 印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収の論文です。本論文は、放射性炭素年代測定法の原理と、その後の発展および問題の顕在化とその改善について概観しており、放射性炭素年代測定法についての理解..
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racked: 2014-08-03 00:00
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徳永勝士「ゲノム全域の多様性解析からみえる人類移動」『人類の移動誌』第5章第4節
Excerpt: 今日はもう1本掲載します。印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収の論文です。本論文は、技術革新によりヒトゲノム全域の多様性解析と多数の個体の解析が可能になったことで、じゅうらいよりも格段..
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racked: 2014-08-07 00:00
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米田穣「同位体生態学からみた人類の移動 食生態の進化が支えた人類の拡散」『人類の移動誌』第5章第5節
Excerpt: 今日はもう1本掲載します。印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収の論文です。本論文は、人類の食生態研究に同位体分析が有効であることを指摘し、近年の「同位体生態学」の研究成果を紹介していま..
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racked: 2014-08-12 00:00
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木村亮介「ゲノムからみた男と女の移動のちがい」『人類の移動誌』第5章コラム5
Excerpt: 印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収のコラムです。本コラムは、ミトコンドリアDNAや性染色体の分析から、性別によって人類の移動や混血にどのような偏りが生じたのか、という研究を紹介してい..
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racked: 2014-08-14 00:00
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丸川雄三「「人類の移動誌」ホームページについて」『人類の移動誌』第5章コラム6
Excerpt: 印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収のコラムです。本書は国立民族学博物館の共同研究「人類の移動誌─進化的視点から」の成果をまとめた論文集です。研究会独自のホームページは以前から設置され..
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racked: 2014-08-17 00:00
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総合討論「人類は移動する動物なり」『人類の移動誌』第6章
Excerpt: 印東道子編『人類の移動誌』初版第2刷(関連記事)所収の総合討論です。この総合討論は、「人はどのようなときに移動するのか」・「人の移動を支えるもの」・「人にとって移動とは何か」の3部構成となっています。..
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racked: 2014-08-20 00:00
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印東道子編『人類の移動誌』の記事のまとめ
Excerpt: 印東道子編『人類の移動誌』所収の各論文・コラム・討論について取り上げた記事がかなりの数になったので、以下にまとめておきます。
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racked: 2014-08-27 00:00
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