大河ドラマ『軍師官兵衛』第7回「決断のとき」

 まだ日付は変わっていないのですが、2月17日分の記事として2本掲載しておきます(その二)。今回は、東の織田家と西の毛利家のどちらにつくのか、という小寺家の選択が中心になって話が進みました。いよいよ、主人公の官兵衛が「中央情勢」と本格的に関わってくることになり、今回と次回は物語の転機となりそうです。それだけに、盛り上がりが期待されたのですが、どうも失敗したように思います。評定はそれなりの暑苦しさでしたし、その前に官兵衛と義兄とのぎすぎすしたやり取りも描かれましたが、長政と又兵衛の関係や秀吉の出世の話にもそれなりに時間が割かれ、やや散漫な構成になったのではないか、というのが率直な感想です。

 どうしようもなくつまらないわけではなく、出演者もおおむね健闘しているとは思うのですが、全体的に地味な感は否めず、多くの視聴者を惹きつける魅力に欠けるかな、とは思います。視聴率が低迷しているのも仕方のないところでしょうが、これからは官兵衛が信長・秀吉と本格的に関わってくるので、何とか視聴率が上向いてもらいたいものです。三傑の登場するこの作品まで視聴率が低迷すると、NHK内部でもいよいよ大河ドラマ廃止論が声高に主張されるようになるかもしれませんので。今回登場は僅かでしたが、村重の妻の「だし」はこの作品の華になりそうだな、と期待しています。ただ、喋るとやや残念なので、台詞は少な目でお願いしたいものです。

この記事へのコメント

ひろし
2014年02月18日 14:00
今回からナレーションが広瀬修子さんになりました。
まあ、同じ日に放送されたサザエさんも二代目磯野波平(茶風林)同様、余り違和感なく観れて良かったです。それにしても、同じ日に声が変わるとは、面白い偶然ですね。
藤村さんにも、早く元気になって欲しいと願いたいです。

長政と又兵衛
これは必要なかったです。ダイジェスト・カットでも良かった。
モヤモヤ感、大爆発でした(笑)。
なんか『天地人』の第2話を思いますが、アレの方が配役(清史郎くん)が巧く、説得力がありましたが。

考えると、今年の大河って、要らない・余計な場面が多いですね。
無駄に長く感じるような気がします。今年の悪い癖です。
まあ、黒田官兵衛を一年間放送する大河の題材にするには、無理があったかも。
こうなると、来年の大河は、それ以上にマイナーな人物が主役になるので、かなり不安です。

秀吉パート
今回は、ここが一番良かったです!17年前の『秀吉』以来の演技でした。
さすが、竹中さん!

江口信長の相撲(笑)
『新選組!』の第1話で、近藤勇と相撲を取ったのを思い出します(笑)。
ホント相撲好きですね。

次回、主人公、織田信長と初対面!
そして、秀吉との出会い!
ちょっと期待が上がりました。

来年の大河『花燃ゆ』で大沢たかおの出演が決定!
これで3年連続『JIN-仁-』のキャスト登場!
遂に主役まで出るとは!
'94年の「花の乱」(未見)で足利義材を演じて以来、21年ぶりだそうです。
小田村伊之助(楫取素彦)を演じるそうです。
主役(杉文)の2人目の夫だそうです。これはちょっと期待。
それにしても、『JIN-仁-』の影響は凄いですね。
この調子で、再来年は、内野さんを呼んで欲しいです(笑)。
2014年02月18日 23:55
不要な場面が多い感は否めませんね。その分を播磨情勢に割いてもよさそうなものです。

播磨情勢は地味という判断なのかもしれませんが、『独眼竜政宗』でも『毛利元就』でも「地味な地方情勢」が丁寧に描かれていました。

『花燃ゆ』の前評判はよくないようですが、私はそれなりに期待しています。

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