東京都知事選告示
まだ日付は変わっていないのですが、1月24日分の記事として掲載しておきます。来月9日投票の東京都知事選が告示されました。この3年弱で3回目の都知事選ということになり、いかに選挙が権利行使の重要な機会とはいえ、一東京都民としては、さすがに税金の無駄遣いだろう、と言いたくもなります。ともかく、こうなった以上は投票に行きますが、さまざまな世論調査を見ると、1強・2中・1弱・12論外といった感じで、たとえ2中が一本化しても、とても1強には勝てそうになく、勝負は見えてしまった感があります。
自民党がかつて除名処分とした舛添要一元厚生労働相の支援を決定したのは、やはり事前にきちんと調査を行なったから、ということなのでしょう。舛添都知事の誕生は避けられそうにありませんが、石原元都知事よりは知事としての職務を真面目にこなすでしょうし、一定以上の規模の組織の長ということでは厚生労働相の経験もありますから、それなりに都政を運営できるとは思います。失言も、石原元都知事はもとより、前都知事よりも少なくなるのではないか、と思います。
ただ、都知事として不安な点も少なからずあります。まず、舛添氏の性格・人間性についてです。政治家は程度の差はあっても皆そうかもしれませんが、舛添氏はとりわけ自信過剰で自己顕示欲が強いように思います。こういう政治家は、役人や「格下」の議員にたいして、やたらと自己の優位を誇示したがる傾向があります。自分は役人や「格下」の議員よりもこんなによく知っている・理解しているのだ、と言って役人や「格下」の議員を委縮させ、組織の風通しを悪くしてしまう、というわけです。菅直人元首相がその典型例です。
自己顕示欲が強すぎるというのは舛添氏の人間性の問題でもあります。こちらに関しては、舛添氏に好意的な人はたいへん少ないのではないか、と思います。舛添氏に関する私生活も含めたさまざまな報道がどこまで正しいのか、断定できるだけの情報を私は持っていませんが、舛添氏の人間性については、お世辞にも褒めることはできないだろうな、とは思います。舛添氏が都知事に就任したら、傲慢な言動を抑制できなくなるのではないか、との懸念は残ります。
また、舛添氏の場合、一部で報道された政党助成金の不正使用疑惑のように、金銭的問題が都知事就任後も執拗に追及されることが懸念されます。舛添氏は人望がなさそうですし、都議会の自民党議員の多くも内心では嫌っているでしょうから、醜聞がマスコミで取り上げられたときに、前都知事のように都議会からあっさりと見放されて辞職に追い込まれる可能性もあると思います。また4年も経たないうちに都知事選になるかもしれないという意味でも、舛添氏に投票する気にはとてもなれません。やや特殊な個人的理由もあり、自分も五島勉氏のファンではあるものの、五島氏の著書に4回も推薦文を寄せてしまうような舛添氏は、さすがに都知事には相応しくないと思います(関連記事)。
また4年も経たないうちに都知事選になるかもしれないという意味では、細川護煕元首相も論外です。細川氏も細川氏が頼みとする小泉純一郎元首相も、典型的な無責任・投げっぱなし型の政治家であり、その年齢からしても、かりに細川氏が当選したとしても、4年間も都知事を務められるとはとても思えません。細川氏は小泉氏の「神通力」頼みなのでしょうが、ほぼ完全に過去の人だった細川氏はもちろん、小泉氏も過去の人になりつつあるといった感じで、反原発を掲げていることからも、主要マスコミが足並み揃えて特別扱いすることはないでしょうから、細川氏の当選はまずないでしょう。
今回の都知事選で、ネットでは宇都宮健児氏と田母神俊雄氏という左右両極(まあ、宇都宮氏はそこまで左に寄っているわけではないと思いますが、今回の都知事選の候補者の相対的位置づけという意味では、左の極と言えるでしょう)を支持する声がたいへん強くなっています。しかし、これはやはりノイジーマイノリティと言うべきで、宇都宮氏は舛添氏から大きく離されての細川氏との2位争いが、田母神氏は3位から大きく離されての4位が精一杯でしょう。
ネット上で宇都宮氏の支持者の鼻息は荒く、これほど都知事に相応しい人はいない、という力説が目につきます。私は、前回の都知事選では宇都宮氏に投票しました。しかし、今回はかなり躊躇っています。それは、澤藤統一郎弁護士のブログを読んだことが大きく影響しています。もちろん、宇都宮氏やその支援者にも言い分はあるでしょう。しかし、おそらく澤藤氏の指摘はおおむね妥当なのだろう、と私は考えています。澤藤氏の指摘は宇都宮氏やその支援者に限らず、「左翼」陣営に昔から根強く存在した問題なのではないか、とも思いますが、ともかく、宇都宮氏が都知事に相応しい候補者なのかというと、私は今では甚だ疑問に思っています。
田母神氏を敵視・軽蔑している人は少なくないかもしれませんが、「部下に気分良く能力を発揮させる術ではあの人を上回る人を見たことない。あと個人の信条と職責は分けて分を踏まえた行動はできる人なので官僚組織の長は向いてると思う」という情報もあります。もちろん、この情報の真偽は不明ですが、おそらく妥当なのだろう、と思います。じっさい、田母神氏の街頭演説を聞いた田母神氏についての予備知識のある人の中には、意外とまともなことを言っている、と思う人もいるようです。ただ、その後の応援団がかなり問題のようですが・・・。
ここまで挙げた4人の中で、東京都という大組織の長として職員を最も上手く働かせられそうなのは田母神氏かな、とは思います。ただ、政策・思想の問題もありますし、都知事に就任したら間違いなく舌禍事件が起きるでしょうから、私にとっては最初から論外の候補です。今回の都知事選は本当に投票先に悩むところですが、反石原・猪瀬都政および反安倍政権票としてひじょうに消極的に宇都宮氏に投票するか、選挙公報をじっくりと読んで最もまともなことを主張している「主要候補」以外の誰かに投票するつもりです。
自民党がかつて除名処分とした舛添要一元厚生労働相の支援を決定したのは、やはり事前にきちんと調査を行なったから、ということなのでしょう。舛添都知事の誕生は避けられそうにありませんが、石原元都知事よりは知事としての職務を真面目にこなすでしょうし、一定以上の規模の組織の長ということでは厚生労働相の経験もありますから、それなりに都政を運営できるとは思います。失言も、石原元都知事はもとより、前都知事よりも少なくなるのではないか、と思います。
ただ、都知事として不安な点も少なからずあります。まず、舛添氏の性格・人間性についてです。政治家は程度の差はあっても皆そうかもしれませんが、舛添氏はとりわけ自信過剰で自己顕示欲が強いように思います。こういう政治家は、役人や「格下」の議員にたいして、やたらと自己の優位を誇示したがる傾向があります。自分は役人や「格下」の議員よりもこんなによく知っている・理解しているのだ、と言って役人や「格下」の議員を委縮させ、組織の風通しを悪くしてしまう、というわけです。菅直人元首相がその典型例です。
自己顕示欲が強すぎるというのは舛添氏の人間性の問題でもあります。こちらに関しては、舛添氏に好意的な人はたいへん少ないのではないか、と思います。舛添氏に関する私生活も含めたさまざまな報道がどこまで正しいのか、断定できるだけの情報を私は持っていませんが、舛添氏の人間性については、お世辞にも褒めることはできないだろうな、とは思います。舛添氏が都知事に就任したら、傲慢な言動を抑制できなくなるのではないか、との懸念は残ります。
また、舛添氏の場合、一部で報道された政党助成金の不正使用疑惑のように、金銭的問題が都知事就任後も執拗に追及されることが懸念されます。舛添氏は人望がなさそうですし、都議会の自民党議員の多くも内心では嫌っているでしょうから、醜聞がマスコミで取り上げられたときに、前都知事のように都議会からあっさりと見放されて辞職に追い込まれる可能性もあると思います。また4年も経たないうちに都知事選になるかもしれないという意味でも、舛添氏に投票する気にはとてもなれません。やや特殊な個人的理由もあり、自分も五島勉氏のファンではあるものの、五島氏の著書に4回も推薦文を寄せてしまうような舛添氏は、さすがに都知事には相応しくないと思います(関連記事)。
また4年も経たないうちに都知事選になるかもしれないという意味では、細川護煕元首相も論外です。細川氏も細川氏が頼みとする小泉純一郎元首相も、典型的な無責任・投げっぱなし型の政治家であり、その年齢からしても、かりに細川氏が当選したとしても、4年間も都知事を務められるとはとても思えません。細川氏は小泉氏の「神通力」頼みなのでしょうが、ほぼ完全に過去の人だった細川氏はもちろん、小泉氏も過去の人になりつつあるといった感じで、反原発を掲げていることからも、主要マスコミが足並み揃えて特別扱いすることはないでしょうから、細川氏の当選はまずないでしょう。
今回の都知事選で、ネットでは宇都宮健児氏と田母神俊雄氏という左右両極(まあ、宇都宮氏はそこまで左に寄っているわけではないと思いますが、今回の都知事選の候補者の相対的位置づけという意味では、左の極と言えるでしょう)を支持する声がたいへん強くなっています。しかし、これはやはりノイジーマイノリティと言うべきで、宇都宮氏は舛添氏から大きく離されての細川氏との2位争いが、田母神氏は3位から大きく離されての4位が精一杯でしょう。
ネット上で宇都宮氏の支持者の鼻息は荒く、これほど都知事に相応しい人はいない、という力説が目につきます。私は、前回の都知事選では宇都宮氏に投票しました。しかし、今回はかなり躊躇っています。それは、澤藤統一郎弁護士のブログを読んだことが大きく影響しています。もちろん、宇都宮氏やその支援者にも言い分はあるでしょう。しかし、おそらく澤藤氏の指摘はおおむね妥当なのだろう、と私は考えています。澤藤氏の指摘は宇都宮氏やその支援者に限らず、「左翼」陣営に昔から根強く存在した問題なのではないか、とも思いますが、ともかく、宇都宮氏が都知事に相応しい候補者なのかというと、私は今では甚だ疑問に思っています。
田母神氏を敵視・軽蔑している人は少なくないかもしれませんが、「部下に気分良く能力を発揮させる術ではあの人を上回る人を見たことない。あと個人の信条と職責は分けて分を踏まえた行動はできる人なので官僚組織の長は向いてると思う」という情報もあります。もちろん、この情報の真偽は不明ですが、おそらく妥当なのだろう、と思います。じっさい、田母神氏の街頭演説を聞いた田母神氏についての予備知識のある人の中には、意外とまともなことを言っている、と思う人もいるようです。ただ、その後の応援団がかなり問題のようですが・・・。
ここまで挙げた4人の中で、東京都という大組織の長として職員を最も上手く働かせられそうなのは田母神氏かな、とは思います。ただ、政策・思想の問題もありますし、都知事に就任したら間違いなく舌禍事件が起きるでしょうから、私にとっては最初から論外の候補です。今回の都知事選は本当に投票先に悩むところですが、反石原・猪瀬都政および反安倍政権票としてひじょうに消極的に宇都宮氏に投票するか、選挙公報をじっくりと読んで最もまともなことを主張している「主要候補」以外の誰かに投票するつもりです。
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