再来年の大河ドラマは『花燃ゆ』に決定

 まだ日付は変わっていないのですが、12月4日分の記事として3本掲載しておきます(その三)。2015年の大河ドラマが『花燃ゆ』に決定しました。
http://www9.nhk.or.jp/dramatopics-blog/2000/174409.html

 すでに先月の時点で日刊スポーツが題材と主演について報じていた通りで、
http://t.co/teAzurTPzq
ツイッターで短く感想を述べました。
http://twilog.org/Florisbad/date-131116

 やはり、大手の一般紙やスポーツ紙の大河ドラマに関するこうした報道は外れが少ないのだなあ、と改めて思った次第です。主人公は吉田松陰の妹である文で、久坂玄瑞の妻となり、亡き姉の夫であった楫取素彦の妻となるそうです。偉大な兄がおり、その兄と深い縁で結ばれている優秀な男性と結婚するものの、夫は若くして亡くなり、その後明治時代に「有名人もしくは成功者」と再婚する、という今年の大河ドラマ『八重の桜』の主人公と似た境遇の人物が主人公と言えるでしょうか。

 その意味では、『八重の桜』と同じく主人公が埋没してしまうというか、存在感が希薄になってしまう危険性はあると思います。まあその点は、『八重の桜』を踏まえて脚本を練ってくるのでしょうが、素直に、桂小五郎(木戸孝允)を主人公にした幕末長州藩の群像劇にする方がよいのではないか、とも思います。長州藩視点となったのは、今年の大河ドラマ『八重の桜』で長州藩が悪役的な役割を担っているので、バランスをとるということでしょうか。ネットでは、現政権との関係を声高に主張する意見が多そうではありますが・・・。今回の発表によると、脚本は二人体制のようです。恥ずかしながらどちらの方も知らず、検索してみた限りでは作品を視聴したこともないのですが、一方の宮村優子氏は、1990年代に朝の連続テレビ小説の常連脚本家だったようです。

 主演の井上真央氏については、若手女優としては時代劇経験がある方でしょうし、演技力もあるので、不安はほとんどありません。ただ、2011年の大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』の放送開始前も、同じように思っていたことを想起すると、不安にならないわけではありません。『江~姫たちの戦国~』の放送開始前には、「脚本は私の好みではないでしょうが、主役の上野樹里氏の女優としての力量は高く評価しているので、楽しみにしています」と述べていたくらいです。もっとも、上野樹里氏の場合、その時点で時代劇経験がないことが気になってはいました。その点は、『花燃ゆ』ではほとんど心配しなくてよさそうに思います。

 これで2004年以降、2005年と2012年を除いて大河ドラマは戦国か幕末になり(今年は明治もそれなりの長さで描かれていますが)、その2005年と2012年も年代と登場人物がかなり重なります。ますます題材が限定されてきた感のある大河ドラマですが、2016年以降はどうなるのでしょうか?近年の大河ドラマの視聴率の低迷は深刻ですから、近いうちに廃止になるのかもしれません。大河ドラマが廃止になるのならば、その前に一度、乙巳の変~大宝律令の制定あたりまでを取り上げてもらいたいものですが、考証の難しさと制作費(江戸時代や戦国時代とは異なり、衣装・小道具・セットの使い回しが難しいでしょうから、割高になりそうです)を考えると、残念ながらあり得ないのでしょう。

この記事へのコメント

ひろし
2013年12月05日 16:32
お久しぶりです。
再来年の大河が発表されましたね。例年よりもちょっと遅かったですが、やはり近年の大河の視聴率が振るわないからでしょうか?発表前、時代設定は幕末だと予想しましたが(パターンからして)、随分と意外な人物です。主役は長州出身なのは嬉しいですが、もうちょっと知名度が高い人物(桂小五郎、高杉晋作、世良修蔵など)を期待しましたが、吉田松陰の妹とは予想外でした。
松蔭は『八重の桜』では僅か数話で退場したのに、更に知名度が低い妹は、存在感が希薄になってしまう危険性はありますね。個人的に、ちょっと微妙な選択ですね。近年の大河で、最もマイナーな人物ですから。
『龍馬伝』から続く、男女交代主人公の路線は引き継がれるそうですが、個人的に、流れを切って、男性にして欲しかったです。
オリジナル作品ではなく、久しぶりに原作に沿って欲しかったです。6年連続オリジナルはちょっと無理がありますし。正直、視聴するかどうかちょっと迷います。ネットでは、不満の声が多いですし。
タイトルは『草燃える』と『花神』を一緒にした感じですし、正直期待は低いです。
まあ、一時期噂されたキムタク信長(『信長燃ゆ』がベース;タイトルが似てますね)よりはマシだと思いますが(笑)。
まあ、今は再来年よりも来年の『軍師官兵衛』の成功を祈りたいです。
久しぶりの、男性主役戦国大河ですから、期待はあります。

追記があります
ひろし
2013年12月05日 16:35
追記:2016年以降とその後の方針
乙巳の変~大宝律令は観たいですね。個人的に、聖徳太子が観たいですが、資料不足で一年間は多分無理だと思いますが。12年前に放送された(全2回)、本木雅弘が演じた聖徳太子は面白かったです。
個人的に、今後大河は1年・50回よりも、『琉球の風』~『花の乱』の様に、半年間の方が受けやすいと思います。実際、私の周りは、大河よりも3~4ヶ月放送のBS時代劇の方が面白いと言ってる人が多いそうですし(1年観るのは辛いというのが多いからです)。まあ、確かに今の時代で、1年間放送する時代劇は大河ぐらいしかないし、50年以上も続いてると、マンネリ化しますから、そう言う手も悪くないかと。

それでは~
2013年12月05日 21:40
お久しぶりです。

吉田松陰の妹が主人公とは、先月の報道までまったく予想できませんでした。多分、架空の人物を除けば、大河ドラマ史上最も知名度の低い主人公ではないか、と思います。過度に期待せず、気楽に視聴するつもりです。

『軍師官兵衛』は高視聴率のとれる題材ですから、何とか視聴率で好結果を残してもらいたいものです。

大河ドラマは、脚本にしても配役にしても、1年間(50回)が足枷になっているかもしれませんね。

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