東京大賞典結果

 まだ日付は変わっていないのですが、12月30日分の記事として掲載しておきます。この1年間、とくに今年後半になって競馬で愕然とする事態が頻発し、今思い出しても心が乱れるくらいなので、競馬について考えたり述べたりするのが辛くなりました。そもそも、近年ではブログを始めた頃よりも競馬についての記事が激減しているのですが、有馬記念と東京大賞典だけは、毎年必ずブログで取り上げてきました。今年も、それほど思い入れの強い馬が出走しているわけではなく、わりと冷静に見られますし、一年の終わりを感じさせるレースでもあるので、区切りのためにも感想を述べることにしました。

 出走馬構成は、ジャパンカップダートには及ばないにしても、なかなかの高水準になったと思います。まあ、今年のジャパンカップダートの出走馬構成はあまりにも豪華でしたが。日本では距離体系の問題から、芝よりもダートの方で一線級が特定の大レースに集まりやすいのでしょう。なお、東京大賞典は国際競争であり、正規のGIレースです。『ウイニングポスト7 2012』では、東京大賞典はGI扱いになっているものの、国際競争ではないので、来年2月に発売予定の『ウイニングポスト8』では訂正しておいてもらいたいものです。

 人気は、ワンダーアキュート・ホッコータルマエ・ニホンピロアワーズ・ローマンレジェンドの4頭に集中し、その中でもホッコータルマエがやや抜けた人気となりました。レースは、サトノプリンシパルが後続を引き離して逃げたものの、3~4角で人気のワンダーアキュート・ホッコータルマエ・ニホンピロアワーズにあっという間につかまり、直線ではワンダーアキュートが先頭に立ったものの、ホッコータルマエが楽にかわして勝ちました。1馬半身差の2着がワンダーアキュート、そこから2馬半身差の3着がニホンピロアワーズでした。

 人気の一角だった昨年の勝ち馬ローマンレジェンドはゲートで暴れて一度ゲートから出て、再度ゲートに入ったもののそこでも暴れ、何とか無事スタートしたものの前に行けず後ろからの競馬となり、結局まったく見せ場を作れず6着に終わりました。4着は逃げた3歳馬のサトノプリンシパルで、遅い流れに持ち込んで上手く逃げたと思います。ただ、上位3頭とは決定的な力の差がありました。ホッコータルマエの今年の活躍は素晴らしく、まだ4歳ですから、来年もダート路線の中心となるでしょう。

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