2012年「回顧と展望」日本・中世
稲葉継陽「中世の社会体制と国家」『日本史研究』600
渡邊誠『平安時代貿易管理制度史の研究』(思文閣出版)
渡邊誠「後白河・清盛政権期における日宋考証の舞台裏」『芸備地方史研究』282・283
上川通夫『日本中世仏教と東アジア世界』(塙書房)
栗山圭子『中世王家の成立と院政』(吉川弘文館)
山本隆志『東国における武士勢力の成立と展開』(思文閣出版)
呉座勇一「南北朝~室町期の戦争と在地領主」『歴史学研究』898
平山優『武田氏の流通統制について』『馬の博物館研究紀要』18
中島楽章「撰銭の世紀」『史学研究』277
橋本雄「室町日本の外交と国家」『日本史研究』600
黒嶋敏「室町幕府と南蛮」『青山史学』30
なお、総論にて、昨年の大河ドラマ『平清盛』が以下のように批判されていました。
視聴率の低さなど、何かと話題になった昨年の大河ドラマ「平清盛」を見ていて、もっとも違和感があったのは、清盛がめざす武士の世の中を理想化するトーンである。天皇・院や貴族、延暦寺などの寺社権門を前時代の遺物のように、ひたすら異様かつ不気味に描き、開明的な平氏や源氏などの武士を新しい時代の担い手として新鮮に描こうとする手法(成功はしていなかったが)は、権門体制や顕密体制以後の現在の学問水準とはあまりに乖離している。
渡邊誠『平安時代貿易管理制度史の研究』(思文閣出版)
渡邊誠「後白河・清盛政権期における日宋考証の舞台裏」『芸備地方史研究』282・283
上川通夫『日本中世仏教と東アジア世界』(塙書房)
栗山圭子『中世王家の成立と院政』(吉川弘文館)
山本隆志『東国における武士勢力の成立と展開』(思文閣出版)
呉座勇一「南北朝~室町期の戦争と在地領主」『歴史学研究』898
平山優『武田氏の流通統制について』『馬の博物館研究紀要』18
中島楽章「撰銭の世紀」『史学研究』277
橋本雄「室町日本の外交と国家」『日本史研究』600
黒嶋敏「室町幕府と南蛮」『青山史学』30
なお、総論にて、昨年の大河ドラマ『平清盛』が以下のように批判されていました。
視聴率の低さなど、何かと話題になった昨年の大河ドラマ「平清盛」を見ていて、もっとも違和感があったのは、清盛がめざす武士の世の中を理想化するトーンである。天皇・院や貴族、延暦寺などの寺社権門を前時代の遺物のように、ひたすら異様かつ不気味に描き、開明的な平氏や源氏などの武士を新しい時代の担い手として新鮮に描こうとする手法(成功はしていなかったが)は、権門体制や顕密体制以後の現在の学問水準とはあまりに乖離している。
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