『あまちゃん』第15週「おらの仁義なき戦い」

 これは7月16日分の記事として掲載します。第15週は、調子に乗っていたアキが一気に落とされるという流れになっており、長期連続ドラマではよくある展開だと言えるでしょう。ただ、主人公のアキが調子に乗っている描写がかなり強烈で、主人公の印象が悪くなりそうだな、と懸念してしまうほどでしたが、そこは主演の能年玲奈さんの魅力で何とかなったのではないか、と思います。落ち込んだアキが、ちやほやされていた北三陸に癒しを求めるというのは、人間の心理としてよく分かるのですが、そこが「あまちゃん」である所以なのだ、ということでもあるのでしょう。ユイは春子の説教で立ち直ったのかと思ったらそうでもなく、アキとの本音のぶつけ合いで立ち直ることになりそうです。

 第16週は「おらのママに歴史あり2」で、ついに春子・太巻・鈴鹿ひろ美の因縁が明かされるようです。予告を見た限りでは、『潮騒のメモリー』の主題歌は歌の上手くない鈴鹿ひろ美ではなく春子が歌うはずでレコーディングまでしたのに、事務所か映画会社の都合で鈴鹿ひろ美の歌が採用されたものの、テレビの歌番組には歌の下手な鈴鹿ひろ美は事務所の意向で出演しなかったのかな、と思います。また、映画『潮騒のメモリー』で主人公が海女を演じる場面では、春子がスタントを務めたのかもしれません。あるいは、映画『潮騒のメモリー』は海女が主人公ですから、そもそも春子主演を前提として企画されたものの、春子が太巻の不注意で?火傷を負ったことから、主演が鈴鹿ひろ美に交代となり、春子の撮影分は海女として海に潜る場面しか使われなかった、ということなのかもしれません。ともかく、第16週もたいへん楽しみです。

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