『あまちゃん』東京編突入

 まだ日付は変わっていないのですが、6月30日分の記事として掲載しておきます。『あまちゃん』の東京編が始まり、視聴前には期待と不安の入り混じった気持ちだったのですが、東京編第1回の月曜放送分を視聴した時は、東京編は外れなのかなあ、と大いに不安になったものです。しかし、火曜日以降は面白く、これならば東京編も大いに楽しめそうです。東京編では家出して上京してからの春子も描かれ、春子がオーディション番組『君でもスターだよ!』でチャンピオンに勝ったものの、番組がその週で打ち切られた、ということと、お互いにとくに意識していなかったとはいえ、そこで春子と太巻が出会ったことが明かされました。

 春子と正宗との会話からは、春子が太巻の弱みを握っているか、太巻は春子に何らかの負い目があるのではないか、という気がします。現時点では、映画『潮騒のメモリー』の主題歌は春子が歌う予定だったのに、映画会社かスポンサーの意向で主演の鈴鹿ひろ美が歌うことになり、太巻は春子を庇いきれなかったとか、映画『潮騒のメモリー』の主演は当初は春子だったのに、新介が火を飛び越えようとする場面で、太巻のミスにより春子の方に火がいって春子は足に火傷を負ってしまって降板し、新介が飛び越えるのは火から蛇へと変更になり、それ以降春子は、ロングスカートやストッキングなどで生足を隠すようになったとか、と予想しています。今後、『潮騒のメモリー』と春子との因縁も明かされるでしょうから、どう描かれるのか楽しみです。

 東京編の最初の方はアキにとって辛い展開となり、その点も不安だったのですが、北三陸編と東京編とでもっとも違うのは、北三陸編ではアキに好意的な人ばかりだったのに、東京編ではそうではないということで、これは脚本・演出で計算された展開なのではないか、と思います。上京(というか、本当は故郷に戻ったと言うべきなのでしょうが)してからのアキの不安感を視聴者も共有させるような構成になっていて、これは見事だと思います。正直なところ、東京編はAKB48など現代のアイドル事情に関心のある人でないと楽しめないのではないか、との危惧があったのですが、そうではないようなので、安心しました。東京編第2週も楽しみなのですが、予告を見ると、ユイにとっては辛い展開になりそうです。

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