意外と接戦になったベネズエラ大統領選

 これは4月18日分の記事として掲載しておきます。ベネズエラのチャベス大統領(当時)が先月亡くなったことをこのブログで取り上げましたが、
https://sicambre.seesaa.net/article/201303article_7.html
その後任を決める大統領選が行われ、チャベス大統領(当時)に後継者として指名されていたマドゥロ大統領代行が当選しました。
http://digital.asahi.com/articles/TKY201304150091.html

 昨年の大統領選でチャベス大統領(当時)と争ったカプリレス・ミランダ州知事が再度立候補し、マドゥロ大統領代行との一騎討ちとなったのですが、開票率99・12%の時点での得票率は、マドゥロ大統領代行が50・56%、カプリレス知事が49・07%とのことで、確か事前の報道では、チャベス前大統領の「弔い合戦」ということもあり、10%ほどの得票率の差になるだろう、と予測されていただけに、意外なほど接戦になりました。もっとも、これは予想できなかったことではなく、「反米諸国」との提携強化も含めた石油収入頼みの強引な政権運営への批判が高まっているということもあるでしょうが、マドゥロ大統領代行にはチャベス前大統領ほどの個人的魅力がない、ということも報道されていましたから、それが接戦の要因なのかな、と思います。

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  • 独裁者マドゥロを擁護する「21世紀の社会主義」の無責任

    Excerpt: 表題の記事を読みました。ベネズエラの政治情勢については、2013年にチャベス前大統領が亡くなった時と(関連記事)、その後の大統領選(関連記事)について当ブログで取り上げました。チャベス大統領の訃報を聞.. Weblog: 雑記帳 racked: 2019-02-23 19:05