ファミリー劇場HDリマスター版『太陽にほえろ!』236~239話

 これは3月9日分の記事として掲載しておきます。236話「砂の城」・237話「あやまち」・238話「東京上空17時00分」・239話「挑発」を視聴しました。236話「砂の城」は、女性が必死に作り上げて守ってきた「城」を壊してしまうというスコッチの捜査が、一見すると冷酷なようでありながら、実は優しさを秘めたものであった、という話で、スコッチの人物造形を上手く活かし、たいへん面白くなっています。犯人役の横光克彦氏は、『太陽にほえろ!』にゲスト出演した時はいつも冷酷で身勝手な犯人を演じていますが、そうした役を上手く演じていると思います。横光氏は昨年の衆院選で落選しましたが、今年で70歳となるので、次の衆院選には立候補しないかもしれません。

 237話「あやまち」は、刑事の責任を厳しく問いかける内容になっていて、緊張感のあるというか、警察関係者ではなくても、自分の生活・仕事の姿勢を見つめなおす契機になるような話です。責任を問われる刑事を演じたのは谷隼人氏で、それもあってか、過ちを犯したとはいえ、格好よくも描かれています。238話「東京上空17時00分」は、早い段階で真相が見えましたが、緊張感の続く展開と、迫力のあるロケにより、なかなか見応えのある話になっているのではないか、と思います。239話「挑発」は、以前このブログで取上げました。
https://sicambre.seesaa.net/article/201109article_16.html



各回の評価は以下の通りです。
236話「砂の城」10
237話「あやまち」7
238話「東京上空17時00分」9
239話「挑発」10

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