大相撲初場所千秋楽

 14日目に日馬富士関の5回目の優勝が決まったので、日馬富士関が全勝優勝を達成できるのか、ということに注目していました。日馬富士関と白鵬関との結びの一番は、日馬富士関が鋭い立会いからもろ差しとなり、終始白鵬関を攻めて寄り切って勝ち、全勝優勝を達成しました。日馬富士関の立会いが鋭いということもありますが、白鵬関が立会いに失敗したという感もあります。現時点では横綱二人の力が抜けているようで、しばらくは横綱二人の優勝争いが続くのでしょうが、日馬富士関のほうはまだ安定感にやや疑問が残ります。

 琴欧洲関は3日目から3連敗と序盤で崩れ、一時は勝ち越しも危ういのではないか、と懸念していたのですが、12日目に白鵬関を破ってから3連勝して9勝5敗とし、千秋楽は稀勢の里関相手に力強く上手投げで勝ち、10勝5敗で初場所を終えました。琴欧洲関は初日・2日目と連勝したものの、危ない相撲だったので、崩れそうだなと案じていたところ、やはり崩れてしまいましたが、終盤になって立て直し、二桁勝利にのせて存在感を見せたと思います。来場所は、なんとか終盤まで優勝争いに加わってもらいたいものです。大関復帰のかかっていた把瑠都関は勢関に取り直しの末に勝ち、千秋楽でなんとか勝ち越しを決めました。把瑠都関はまず状態を好調時に戻すことが必要で、大関復帰を目指してもらいたいものです。

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