大相撲九州場所11日目

 まだ日付は変わっていないのですが、11月22日分の記事として掲載しておきます。昨日、大相撲九州場所は11日目を迎え、結びの一番で琴欧洲関が白鵬関を破り、幕内では全勝の力士がいなくなりました。琴欧洲関はこれで角番脱出となります。白鵬関はもう全盛期を過ぎた感がありますが、それでもこの勝利は嬉しいものです。琴欧洲関が優勝したのはもう4年以上前のことで、その後は、13勝が1場所あるものの、その他の場所では10勝が最高で、二桁勝利に届かなかいことも多く、この2年間は二桁勝利が2場所、途中休場の負け越しが3場所と、すっかり存在感の希薄な大関になってしまいました。

 今場所も、初日の相撲を見たときには、負け越して大関から陥落するのではないか、と懸念したくらいなのですが、その後立て直し、昨日の白鵬関との結びの一番では、力強い相撲で完勝しました。琴欧洲関の勝因は、有利な体勢になってからも攻め続けたことなのでしょうが、すでに全盛期を過ぎた感があるとはいっても、依然として白鵬関が現役最強でしょうし、その白鵬関を相手に攻め続けて、最後は白鵬関がばてたわけですから、このように積極的な相撲をとれば、毎場所とまではいかないにしても、琴欧洲関は再び優勝争いに加わることができるのではないか、と思います。新横綱の日馬富士関は琴奨菊関に負けて2敗となり、今場所は調整不足の感があるので、優勝争いは白鵬関が有利なのではないか、と予想しています。

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