第94回全国高校野球選手権大会初日

 まだ日付は変わっていないのですが、8月9日分の記事として掲載しておきます。昨日、第94回全国高校野球選手権大会が開幕しました。これから2週間、たいへん楽しみです。今大会は、昨夏・今春の優勝校・準優勝校がすべて出場してくるということに注目しています。もっとも、光星学院が昨夏・今春ともに準優勝なので、合計すると4校ではなく3校となりますが。よく調べていないので、このような状況の大会が過去にどれだけあったのか、分からないのですが、すぐに思い浮かぶのは1983年の選手権大会です。この時は、前年度の選手権大会とその年の選抜の優勝校の池田、前年度選手権大会準優勝の広島商、その年の選抜準優勝の横浜商が出場し、池田が3回戦で広島商を破ったものの準決勝でPL学園に敗れ、横浜商は決勝まで進出したものの、PL学園に敗れて春夏の連続準優勝となりました。

 開幕試合は福井工大福井が先行して常葉橘の反撃を2点に抑えて4-2で破りましたが、福井工大福井は詰めが甘い感じで、勝ち進むのは難しいでしょう。第2試合は接戦となりましたが、先行して一度も逆転を許さなかった飯塚が6-4で広島工を破りました。第3試合は仙台育英と5年前の選手権大会優勝の佐賀北が対戦したのですが、終始仙台育英がリードする展開となり、地力の差が出たといった感じとなって、仙台育英が8-2で佐賀北に勝ちました。さすがに今年の佐賀北には5年前の再現は無理でしたが、佐賀県勢は過去に2回も、まったく優勝候補に挙げられていなかった公立校が優勝しており、またほとんどの人が忘れかけた頃に優勝するのではないか、という気もします。大会初日は、3試合ともに先行したチームがそのまま逆転を許さず勝ちましたが、今後は、終盤で逆転となるような試合も見てみたいものです。

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