第94回全国高校野球選手権大会3日目

 昨日、1回戦4試合が行なわれました。今大会の組み合わせが決定した時に、私が注目している1・2回戦の試合を挙げたのですが、
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そのうちの一つが、3日目第1試合の浦添商vs愛工大名電でした。今大会の愛工大名電は前評判が高く、優勝候補の一角という評価が多かったように思うのですが、相手が沖縄県代表の浦添商ということで、楽な展開にはなりそうになく、また今大会の全代表校が決定した時に述べたように、
https://sicambre.seesaa.net/article/201207article_31.html
愛工大名電は1990年以降、選抜には6回出場して優勝1回・準優勝1回・八強1回なのに、選手権大会には6回出場してすべて初戦敗退なのが気がかりでした。

 試合は、今大会屈指の左腕で今秋のドラフト上位指名候補と言われている、愛工大名電の濱田投手を、愛工大名電のエラーもあって序盤に攻略した浦添商が5点をとり、濱田投手は4回以降浦添商をよく抑えたのですが、浦添商が愛工大名電の反撃を4点に抑えて6-4で勝ちました。確かに、浦添商は侮れないチームかもしれませんが、愛工大名電がこれだけ選手権大会で勝てないのは、倉野監督のチーム作りにも原因があるのではないか、と考えたくなります。浦添商は確かに実力のあるチームですが、準決勝に進出した4年前と比較すると。投手力が弱いように思いますので、優勝は難しいでしょう。第2試合は滝川二が5-4で北大津を、第3試合は天理が3-1で宮崎工を、第4試合は鳥取城北が3-1で香川西を破りました。天理は、このところ甲子園では実力通りの結果を出しているような印象があり、1回戦の結果から考えると、今年の天理には優勝を狙えるだけの戦力はないようです。

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