宝塚記念結果

 阪神では宝塚記念が行なわれました。3歳で四冠を達成したオルフェーヴルが出走してきましたが、前走の天皇賞(春)で11着と惨敗したので、体調面もさることながら精神面の問題が深刻なのではないか、と懸念していました。また、ネット上の写真で菊花賞時など好調時と比較すると、トモのあたりの筋肉が寂しいように見えましたし、陣営も好調時と比較すると物足りない、と発言していたので、オルフェーヴルにとってはかなり厳しい戦いになりそうで、正直なところ、天皇賞(春)に続いて惨敗するのではないか、と覚悟していました。

 レースは、ネコパンチが大外枠から強引に逃げ、前半1000mを58秒4と速い流れをつくったのですが、さすがに速すぎたのか3~4角で後退していってしまい、けっきょくネコパンチは15着のスマイルジャックに6馬身差をつけられた最下位16着に終わりました。ネコパンチが失速すると、ビートブラック・アーネストリーという先行して好成績を残してきたGI馬2頭が先頭・2番手に替わったのですが、荒れた内側を避けて外側を回った馬も多いなか、内側を通ってきたオルフェーヴルが抜け出し、2着のルーラーシップに2馬身差をつけて勝ちました。

 惨敗も覚悟していただけに、この勝利はなんとも嬉しいものですが、3~4角では好調時のようにまくっていかなかったので、直線に入っても、勝つのは難しそうだなと思っていたくらいでした。陣営も認めるように、オルフェーヴルの調子はとても万全とは言えなかったでしょうが、やはり現役の古馬では力が抜けているのでしょう。また、直線では前がつまるかなと思っていたところ、進路が開いたのも勝因でしょうが、荒れた内側を避ける馬も多かっただけに、この点ではとくに幸運というわけではなかったように思います。

 池添騎手がそこまで読んでいたのなら凄いものですが、状態に自信がなかったので外に出さず、内側を突いたように見えました。天皇賞(春)と比較すると、オルフェーヴルは精神面では復調しているように見えましたが、それでも好調時の気力の充実と比較すると、やや物足りない感があります。オルフェーヴルが凱旋門賞に出走するのか、まだ分かりませんが、かりに出走するとしたら、なんとか昨年の好調時に状態を戻してもらいたいものです。今年のヨーロッパの選手権距離路線には、キャメロットというとてつもなく強いかもしれない馬がいるのですが、好調時のオルフェーヴルならば好勝負できるのではないか、と期待しています。

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