ファミリー劇場HDリマスター版『太陽にほえろ!』159~164話

 159話「海のテキサス」・160話「証言」・161話「話したい」・162話「したたかな目撃者」・163話「逆転」・164話「バラの好きな君へ」を視聴しました。159話「海のテキサス」は、テキサスが若手刑事らしい暴走を見せ、ボスの度量の大きさ・厳しさ・優しさも印象に残ります。話自体はなかなか面白いのですが、テキサスの棒読みが何とも残念です。160話「証言」は名優の木村功氏をメインゲストに迎え、元刑事の悲哀と親子関係を描いた秀作です。161話「話したい」は、『太陽にほえろ!』では定番の、都会での孤独な生活を舞台とした話で、たいへん面白くなっています。後の展開を知っていると、新婚生活を夢見て浮かれているゴリさんが哀れになります。

 162話「したたかな目撃者」は喜劇調の名作で、犯人の息子を、大河ドラマ『風と雲と虹と』で少年時代の平将門役だった水野哲氏が演じたという意味でも、感慨深いものがあります。163話「逆転」は以前このブログ取り上げました。
https://sicambre.seesaa.net/article/201107article_15.html
164話「バラの好きな君へ」は、『太陽にほえろ!』では定番の若手刑事の悲恋もので、現在では衆院議員の横光克彦(この時は横光勝彦の表記でしたが)氏が身勝手な犯人を演じていたことも注目されます。この時期は私の好みの作品が多いということもあるのですが、質は安定して高いと思います。

各回の評価は以下の通りです。
159話「海のテキサス」7
160話「証言」9
161話「話したい」10
162話「したたかな目撃者」10
163話「逆転」10
164話「バラの好きな君へ」9

この記事へのコメント

放課後の再放送はパラダイス
2012年04月28日 10:55
何話かわかりませんが、ゴリさんともう一人(山さんか殿下)が張り込み中、レストランで容疑者たちが豪華ランチコースを食べているとき、別の席で仕方なくアイスクリームを頼んでいるのが面白かったです。とくにゴリさんが空腹に耐えながら恨めしそうにアイスを食べているのが笑えました。70年代のが好きです。
2012年04月28日 17:40
確か、41話「ある日、女が燃えた」ですね。

ゴリさんの大食漢キャラはわりと早い時期に確立していたように思います。
放課後の再放送はパラダイス
2012年04月29日 18:31
劉さん、ありがとうございます。70年代のはゴリさんも殿下もまだ若くて茶目っ気がありましたよね。このドラマは裕次郎さんの人脈もすごかったですね。そのせいかすごい名優がゲストで出ていて、私は小学生でしたが、彼らの演技に魅了されました。内田良平さんのとき、若い彼女と自動車事故に遭い、雨の中、彼女の葬儀で腕に包帯を巻いた姿が名作映画の1場面のようで。
2012年04月29日 18:54
ボスの人脈は大きかったでしょうね。宍戸錠氏のゲスト出演も、おそらくそうでしょうし。

内田良平氏がメインゲストの「非情の一発」は、すばらしい出来だと思います。
放課後の再放送はパラダイス
2012年04月30日 21:53
何度もコメント失礼します。私の子供たちの観るドラマには少しも人生哲学が感じられないです。ジャニーズ系やありふれた面々ばかり。最近のテレビに失望しています。「太陽~」では小林千登勢さんが事故で家族を失った女性で、あの美貌で加害者に復讐して車で撃ち合いをするのはショックでした。最後に彼女に同情した若手(テキサス?)にボスが言うセリフ「世の中どうにもならんこともあるんだ。」戦中派の裕次郎だからこそ、説得力あるなあ。
2012年05月01日 06:19
確かその事件の時の若手刑事はロッキーだったと思います。
放課後の再放送はパラダイス
2012年05月01日 10:52
ありがとうございました。劉さんのリサーチ力はさすがです。

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