天皇賞(春)結果

 京都では天皇賞(春)が行なわれました。レースは、ゴールデンハインドとビートブラックが三番手のナムラクレセントを大きく離して先行し、ナムラクレセントも四番手の馬に大きく差をつけるという大波乱を予感させる展開で進み、4角でも依然としてゴールデンハインドとビートブラックが後続を大きく引き離しており、3~4角でゴールデンハインドを交わしたビートブラックが、そのまま逃げ切って勝ちました。近走の内容からは、とてもビートブラックが勝てるとは思えず、単勝は万馬券となりました。おそらく、これまで天皇賞での単勝最高配当は、1985年の天皇賞(秋)で13番人気のギャロップダイナが勝った時の8820円だと思うのですが、今回は14番人気馬の勝利で単勝配当は15960円となり、記録を大きく更新したことになりそうです。4馬身差の2着にはトーセンジョーダンが入り、安定して実力を発揮しています。

 断然の一番人気になった四冠馬のオルフェーヴルはずっと後方を進み、騎手が慌てたように3~4角で押し上げていったのですが、そのさいに大外を回ってしまい、けっきょく勝ち馬から1.8秒差の11着と惨敗しました。確かに、展開が紛れたのは否定できませんが、それでも、2009年のエリザベス女王杯のブエナビスタのように、せめて3着には入ってもらいたかったものです。オルフェーヴルは普段よりも元気がない感じで、ひたすら折り合いをつけることに専念して展開を読めなかったように見える騎乗にも問題はありましたが、大外を回ったとはいえ、3~4角でまくっていけなかったところをみると、調子もよくなかったのでしょう。それも、体調面というよりは精神面のほうが問題で、前走の阪神大賞典で騎手に抑えつけられたことにより、オルフェーヴルが走る気を失ってしまったのではないか、と懸念しています。そうだとすると、オルフェーヴルの今後は暗そうで、惨敗を繰り返す可能性もありますが、どこかで闘争心を取り戻して、また勝ち続ける可能性もあるでしょう。オルフェーヴルには何とかこの惨敗から立ち直ってもらいたいものですが。

この記事へのコメント

みら
2012年04月29日 22:12
こんばんは
また、まだレースを見てないのですが、敗因は暑さにあり?
急な暑さは完調に仕上げた馬ほど敏感にバテるかもしれません。
春の天皇賞は…荒れる可能性あり!
あー500円くらい、買っておきたかった笑。
みら
2012年04月29日 22:48
あー、これはジョッキーの勝利ですね、逃げ切りじゃないの!
皆さん深読みで動かないから勝負かけたのね。
人馬一体とは言え、家畜引っ張るのはやはり人って事ですね。してやったり‼
この展開を読むのがギャンブラーかな。

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