時代劇専門チャンネルで『独眼竜政宗』の再放送開始

 時代劇専門チャンネルで明日より、1987年の大河ドラマ『独眼竜政宗』が放送されることになりました。
http://www.jidaigeki.com/program/detail/jd00000312.html

 『独眼竜政宗』の平均視聴率は大河ドラマ史上最高の39.7%で、今ではとても考えられないような数字であり、そのこともあって、現在では伝説の作品として扱われているようにも思います。ただ、私は中学生の頃にリアルタイムで全話視聴していたのですが、後半になってやや失速したな、という印象を抱いており、伝説の作品とまでは言えないだろう、と思っています。もっとも、今回は四半世紀振りに全話視聴することになるわけで、懐かしさもありますが、中学生の頃とは違った印象になるかもしれず、その意味でも楽しみです。

 上記サイトでは、「勝新太郎、岩下志麻、北大路欣也、大滝秀治、いかりや長介ら大河ドラマにふさわしいキャストの競演も見もの」とありますが、正直なところ、この時点でのいかりや長介氏には確か俳優としての経験がほとんどなく、演技はお世辞にも上手いとは言えませんでした。この作品でいかりや長介氏は人取橋の戦いで討ち死にする鬼庭左月役だったのですが、左月の討ち死に後に、瞼が動いていた、と記憶しています。こうした自分の記憶がどこまで正確なのか、ということにも注目しながら見ていくつもりです。

 この作品の見どころは、政宗の父である輝宗の最期・政宗の毒殺未遂事件・政宗と秀吉の初対面など色々とありますが、私がとくに印象に残っているのは、確か総集編では削られてしまった、大内定綱の政宗への遺言です。定綱は元々政宗にとって不倶戴天の敵とも言うべき存在でしたが、やがて政宗に仕え、政宗も有能な定綱を重用するようになります。その定綱は江戸幕府成立後に亡くなるのですが、政宗への遺言にて、もう戦国の世ではないのだから、と言って相変わらず野心家の政宗に自制するよう勧めます。派手な場面ではありませんでしたが、両者の長期にわたる関係の変遷を想起したことと、名優の寺田農氏の好演もあって、とくに強く印象に残っています。もっとも、視聴したのは25年前なので、正確にこのやり取りを覚えているかとなると、自信はないのですが。

この記事へのコメント

みら
2012年03月28日 00:37
こんばんは

そうですか…
時代劇チャンネルは以前より加入したいと思っていましたが、仕事をしてると忙しくて見れないし…フリーのうちはお金にゆとり無いしで…笑。
『独眼竜政宗』は、私にとって大河ドラマのバイブルなんですけどね。
若い頃の桜田淳子がもう一度見たい‼
ストーリーは、意外に記憶に残っているつもりでも、見るとやっぱり忘れていた事に気がつくんでしょうね⁈

ところで…
昔、深夜にアメリカのドラマで『燃えよカンフー』って放送してたの知ってますか?
2012年03月28日 18:01
『燃えよカンフー』についてはまったく知りません。

外国のドラマには本当に疎いものですから。

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  • 大河ドラマ『独眼竜政宗』再放送中

    Excerpt: 先週より時代劇専門チャンネルで1987年の大河ドラマ『独眼竜政宗』が放送されているのですが、 http://sicambre.at.webry.info/201203/article_27.html .. Weblog: 雑記帳 racked: 2012-04-07 00:00