ファミリー劇場HDリマスター版『太陽にほえろ!』152~158話

 152話「勇気」・153話「モナリザの思い出」・154話「自首」・155話「家族」・156話「刑事狂乱」・157話「対決!6対6」・158話「顔」・を視聴しました。ファミリー劇場が放送順を間違ってしまい、まず152話から放送するはずなのに先に158話から放送してしまい、158話→153話→152話→154話→155話→156話→157話→158話の順番で放送されました。158話「顔」が2回放送されたことになりますが、この話は以前このブログで取り上げました。
https://sicambre.seesaa.net/article/201107article_14.html

 152話「勇気」は偶然極限状況に追い込まれた人々の心理が描かれた傑作で、最後まで緊張感の続く展開となっています。153話「モナリザの思い出」はテキサスの悲恋もので、若手刑事の悲恋ものは『太陽にほえろ!』の定番となっています。154話「自首」は、人を信じようとし、それ故にたびたび危機に陥るという殿下のキャラを活かした話になっていますが、冒頭の女の子の鳴き声が露骨な吹き替えだったのは残念でした。155話「家族」は、長さんの家族が極限状況に追い込まれてしまい、緊張感の続く展開となります。長く描かれてきた長さんと家族の設定を活かした話になっているように思います。

 156話「刑事狂乱」は鮫島勘五郎シリーズの一作で、鮫島が刑事を辞めるに至った経緯が描かれます。テキサス刑事役の勝野洋氏がテスト出演した時の89話「地獄の再会」
https://sicambre.seesaa.net/article/201106article_1.html
と絡めて物語が展開していきますが、殿下はテキサスにそっくりの青木刑事を間近で見ていたわけで、さすがに設定に無理があるように思います。もっとも、話自体はなかなか面白く、楽しめました。157話「対決!6対6」は、テキサスと子供を主役に物語が展開しますが、子供の視聴者を強く意識していたということなのでしょう。話は、子供向けとしてまずまず無難な出来になっているように思います。

各回の評価は以下の通りです。
152話「勇気」10
153話「モナリザの思い出」6
154話「自首」6
155話「家族」7
156話「刑事狂乱」8
157話「対決!6対6」6
158話「顔」10

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