『季刊考古学』第118号「特集 古人類学・最新研究の動向」(2012年、雄山閣)
『季刊考古学』第118号にて、「古人類学・最新研究の動向」という特集が組まれ、人類の進化と拡散・日本列島人の形成史について、多数の解説・論考が掲載されていたので、購入して読みました。近年の古人類学の研究成果について専門外の人も理解しやすいように、日本人研究者が日本語で執筆した解説だけに、とくに目新しい情報はないにしても、その意義はたいへん大きいように思います。今後も、さまざまな雑誌で、時々このような特集が組まれることを希望します。
この特集ではとくに目新しい情報はないとはいっても、近年の古人類学における研究成果が手堅くまとめられているだけに、情報を改めて整理・確認できたという意味で、私にとってはたいへん有益でした。とくに、アルディピテクス=ラミダスをはじめとする初期人類についての諏訪元氏の解説は、諏訪氏がラミダスの発見・研究に長く関わっているということもあって、読み応えのあるものになっています。この他にも、一般にも関心の高いだろう、現生人類(ホモ=サピエンス)とネアンデルタール人(ホモ=ネアンデルターレンシス)など他の人類との交雑などの解説もあり、たいへん充実した特集になっていると思います。
この特集ではとくに目新しい情報はないとはいっても、近年の古人類学における研究成果が手堅くまとめられているだけに、情報を改めて整理・確認できたという意味で、私にとってはたいへん有益でした。とくに、アルディピテクス=ラミダスをはじめとする初期人類についての諏訪元氏の解説は、諏訪氏がラミダスの発見・研究に長く関わっているということもあって、読み応えのあるものになっています。この他にも、一般にも関心の高いだろう、現生人類(ホモ=サピエンス)とネアンデルタール人(ホモ=ネアンデルターレンシス)など他の人類との交雑などの解説もあり、たいへん充実した特集になっていると思います。
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