年末の挨拶

 とうとう今日で2011年も終わりです。一年間、この過疎ブログをお読みくださった方、さらには有益な情報を寄せてくださった方には感謝申し上げます。今年は、東日本大震災により東北地方の太平洋側を中心として日本社会が甚大な被害を受け、私も、直接には大きな被害を受けなかったものの、色々と影響があり、「平穏な日常」がいかに大切なものなのか、またそれがいかに脆いものなのか、痛感した一年でした。私も、東日本大震災の直後はこのブログにてずっと震災関連の記事を掲載してきたのですが、一週間もしないうちに、それまでのような趣味中心の記事とし、東日本大震災に触れることは皆無に近くなりました。

 これは意図的にやったことで、東日本大震災に関して、ブログやツイッターなどネット上で怪しげな情報が飛び交い、私ていどの見識では、気づかずにデマを拡散してしまうかもしれない、と考えたからです。また、努めて「平穏な日常生活」を取り戻したかのように振る舞い、自分自身を落ち着かせ、軽率な行動をとらないようにしよう、と考えたためでもあります。ネットは基本的に世界中の人が閲覧可能であり、緊急時にもその大前提を忘れないようにしないと、デマの拡散に加担してしまう可能性が高くなるのではないか、と思います。もっとも、わずかながらでも、私の選択した行動に効果があったのか、また私の行動が日本社会にとって有益だったのかというと、今でも自信はありませんが。

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