東京大賞典結果

 昨日、大井では今年から国際GIレースとなった東京大賞典が行なわれましたが、トランセンドもエスポワールシチーも出走せず、かなり寂しい出走馬構成になった感は否めませんでした。レースは、大方の予想通りスマートファルコンが逃げ、ワンダーアキュートとテスタマッタが2・3番手を入れ替わりつつ追走するという展開で進み、スマートファルコンとワンダーアキュートの差があまりないまま直線に入り、ワンダーアキュートが少しずつ差を詰めていったものの、スマートファルコンが何とか鼻差しのいで勝ち、東京大賞典連覇を達成しました。

 今年のJBCクラシック後に、スマートファルコンはもう全盛期を過ぎてしまったのではないか、という趣旨の記事を掲載しましたが、
https://sicambre.seesaa.net/article/201111article_5.html
今年の東京大賞典を見ると、やはりスマートファルコンは衰えてしまったのだな、と思います。ただ、今回の結果はそれだけではなく、ワンダーアキュートが充実してきたことと、上記の記事でも述べたように、スマートファルコンがJBCクラシックで消耗し、疲労があまり抜けていなかったこととも原因だろう、と思います。おそらく、この後やや長く休んで疲労がとれたら、全盛期ほどではないにしても、スマートファルコンは今年の東京大賞典以上のレースがまだできるのではないか、と思います。

 早速、スマートファルコンの調教師が海外遠征の予定を見直す、と述べたようですが、
http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=60852
やはりな、と思います。しかし、全盛期を過ぎたであろうスマートファルコンが海外のレース(おそらくはドバイワールドカップでしょう)に出走して勝てるとはとても思えませんので、今後も国内のレースに専念するのは妥当な選択だろう、と思います。おそらく、スマートファルコンの陣営は疲労を理由にフェブラリーステークスには出走させず、来年前半の目標は帝王賞とするのでしょう。

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