ファミリー劇場HDリマスター版『太陽にほえろ!』140~143話

 140話「故郷の父」・141話「無実の叫び」・142話「真実はどこに」・143話「霧の旅」を視聴しました。140話「故郷の父」は、ある殺人事件をめぐって、故郷を捨てるように上京してきた人々と捨て去られた刑事とがつながり、同じように家で同然で上京してきたゴリさんを主役として、上手く話が構成されていると思います。なお、今回はゴリさんの出身地が宮崎とされていますが、最終的には、確か熊本出身ということになっていたと記憶しています。これは、長期ドラマにつきものの設定ミスと言うべきでしょうか。

 141話「無実の叫び」・142話「真実はどこに」は、一話完結が基本の『太陽にほえろ!』には珍しく、二話連続の話となっています。冤罪事件なのか否か、誤認逮捕だったのではないか、との疑惑が展開する、緊張感の続く謎解きの面も面白いのですが、メインゲストの長門勇氏の好演が作品の質を高めており、『太陽にほえろ!』の二話連続の話では、もっとも出来がよいと思います。143話「霧の旅」は、記憶喪失になった殿下の危機が描かれ、殿下にはこのような苦難がよく似合います。

各回の評価は以下の通りです。
140話「故郷の父」9
141話「無実の叫び」・142話「真実はどこに」10
143話「霧の旅」8

この記事へのコメント

みら
2011年12月24日 01:01
こんばんわ
最近は、パソを開かない日が多いのでipodからのカキコですので、妙なコメントが多く失礼いたします。

ゴリさんは、イメージ的に熊本の方が似合ってますね、殿下には苦悩が似合う…様なきもいたします 笑。
何だか最近は、ほえろのタイトルを見ると、身につまされてしまいます。
『真実はどこに?』タイトルは自問自答してるテーマと一緒ですょ、汗。
来年はまた、年初めからジタバタとしそうです。

最近江戸時代の版本を学習中なのですが、戯作『東海道中膝栗毛』は子供の頃に習ったイメージと違い、珍道中ではなく弥次喜多エロ道中が隠されていて、毎回冷や汗の連続なんですが、果たしてコレが私のやりたかった学習か?と。
まあ、仮名文字に慣れるためには、教材は何でもよかったのですが、沢山の男性の密かな共通の楽しみの中にいて、ひとり違和感に苛まれている渦中でございます。
女性も結構いるのですが、皆さんカラッとクスクス笑ってらっしゃいます。
仮名のくずしは、版本でも難しいですね。
まあ、最近では開き直り、滑稽で軽妙な弥次喜多の世界観を愉しむ事にしました。
課題を復習する時間を作らなげれはと思います。

ところで…。
秋山好古は大の風呂嫌いで軍服にシラミが涌いたらしいですょ。(Wikipedia情報)
阿部寛と実像はかなり違う見たいです。

平清盛も後わすがで楽しみですね。
2011年12月24日 20:35
秋山好古は、ドラマと原作でかなり異なり、原作での間抜けな側面がドラマでは描かれていません。主人公の一人らしく格好よく見せようという配慮でしょう。

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