ファミリー劇場HDリマスター版『太陽にほえろ!』123~126話

 123話「孤独のゲーム」・124話「仰げば尊し」・125話「友達」・126話「跳弾」を視聴しました。123話「孤独のゲーム」は、都会での孤独な生活が犯罪の背景にある、という『太陽にほえろ!』の定番の題材で、東京で独り暮らしをしている私は、いつも身につまされるので、それだけで評価が高くなります。今回は、犯人だけではなく被害者も孤独であるということが特徴で、犯人の孤独と、身寄りのないボスの孤独とが重ね合わせられつつ、ボスの孤高・強さも印象づけられる作品となっています。これに、同じく都会でやや孤独感を味わっている、スナックのママのボスとの出会いと切ない別れも描かれて、見ごたえのある話になっています。

 124話「仰げば尊し」は、長さんの恩師が事件に巻き込まれ、人と人との絆・信頼を描いた作品で、適度な喜劇調もなかなかよいと思います。125話「友達」は、テキサスの同居人である親友の恋人に容疑がかけられ、逮捕されるという苦い結末になっています。また、山さんによる新人刑事テキサスの教育編といった側面もあります。友情と公務との間で揺れ動くテキサスの心情が描かれ、脚本は面白いのですが、テキサスの演技が追いついていないのが残念です。126話「跳弾」は、珍しい物理現象を題材にしており、長期にわたって放送されたドラマだけに、いろいろと工夫があったのだな、と改めて思います。


各回の評価は以下の通りです。
123話「孤独のゲーム」10
124話「仰げば尊し」7
125話「友達」8
126話「跳弾」7

この記事へのコメント

みら
2011年10月31日 01:14
孤独なゲーム

と、聞くと
南佳孝の『スローなブギにしてくれ』と言う歌のなかに
「人生はゲーム、誰もが自分を○○○だけの孤独なゲームさ」という言葉がありました。
○の部分が、正確に思い出せない…。
ちなみに、劉さんだったらこの○部分にはなんて言葉をいれますか?
2011年10月31日 23:35
とくに思い浮かびませんが、検索したら、「愛している」のようですね。
みら
2011年11月01日 00:24
あ?そうでしたっけ。

と、私もあれから検索したら「孤独なゲーム」ではありませんでしたね。その歌詞からして記憶違いでした。
最近ボケ過ぎでどうしちゃったのかしらと思う位ひどいです。笑

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