リビア解放宣言と日本への影響
先日、リビアで40年以上最高権力者の座にあったカダフィ氏の死亡を、まだ報道されて間もない時点で取り上げましたが、
https://sicambre.seesaa.net/article/201110article_21.html
カダフィ氏の最期についてまだ不明な点が少なくないものの、カダフィ氏の死亡はほぼ確定したと言ってよい状況で、カダフィ氏の死亡が確認されたことで、国民評議会はリビア解放を宣言するにいたりました。
上記の記事でも述べましたが、21世紀になってからのリビア情勢は、日本周辺、とくに北朝鮮の動向に大きな影響を及ぼしそうです。カダフィ政権下のリビアは、21世紀になって大量破壊兵器開発計画の放棄を宣言し、欧米との協調路線に転じたのですが、けっきょくカダフィ政権は欧米によって崩壊に追い込まれてしまいました。北朝鮮は、このリビアの事例から、大量破壊兵器開発計画の放棄を宣言し、日韓欧米との協調路線に転じたとしても、けっきょくは現体制を潰されるだけであり、核兵器などの大量破壊兵器をなんとしても開発しなければならない、と決意を固めたことでしょう(北朝鮮の核兵器開発がどの程度まで進展しているのか、私は知りませんが)。
さらに、21世紀になって、イラクのフセイン政権も、大量破壊兵器の保有を口実としてアメリカ合衆国を中心とする勢力の攻撃により崩壊したことも、北朝鮮が大量破壊兵器開発・所有の決意を固める要因となっているでしょう。カダフィ政権下のリビアもフセイン政権下のイラクも、大量破壊兵器を保有していなかったから攻撃されて潰されたとも言えるわけで、北朝鮮のみならず、イランなど、何とか時間稼ぎをして、攻撃される前に大量破壊兵器を保有してしまおう、と考える国が増えることになるのだろう、と思います。日本も、こうした前提で北朝鮮との関係を模索していかねばならないのだろう、と思います。
https://sicambre.seesaa.net/article/201110article_21.html
カダフィ氏の最期についてまだ不明な点が少なくないものの、カダフィ氏の死亡はほぼ確定したと言ってよい状況で、カダフィ氏の死亡が確認されたことで、国民評議会はリビア解放を宣言するにいたりました。
上記の記事でも述べましたが、21世紀になってからのリビア情勢は、日本周辺、とくに北朝鮮の動向に大きな影響を及ぼしそうです。カダフィ政権下のリビアは、21世紀になって大量破壊兵器開発計画の放棄を宣言し、欧米との協調路線に転じたのですが、けっきょくカダフィ政権は欧米によって崩壊に追い込まれてしまいました。北朝鮮は、このリビアの事例から、大量破壊兵器開発計画の放棄を宣言し、日韓欧米との協調路線に転じたとしても、けっきょくは現体制を潰されるだけであり、核兵器などの大量破壊兵器をなんとしても開発しなければならない、と決意を固めたことでしょう(北朝鮮の核兵器開発がどの程度まで進展しているのか、私は知りませんが)。
さらに、21世紀になって、イラクのフセイン政権も、大量破壊兵器の保有を口実としてアメリカ合衆国を中心とする勢力の攻撃により崩壊したことも、北朝鮮が大量破壊兵器開発・所有の決意を固める要因となっているでしょう。カダフィ政権下のリビアもフセイン政権下のイラクも、大量破壊兵器を保有していなかったから攻撃されて潰されたとも言えるわけで、北朝鮮のみならず、イランなど、何とか時間稼ぎをして、攻撃される前に大量破壊兵器を保有してしまおう、と考える国が増えることになるのだろう、と思います。日本も、こうした前提で北朝鮮との関係を模索していかねばならないのだろう、と思います。
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