カダフィ氏死亡?
一時は、内戦状態が長期化するのではないか、と懸念していたリビアですが、NATOが本格的に介入したために、8月になって一気に情勢が動き、カダフィ政権は事実上崩壊しました。しかし、カダフィ派の抵抗は根強く続き、このままでは、やはり内戦が当分は続くのだろうか、と思っていたところ、昨日、カダフィ氏が拘束され、そのさいの負傷が原因で死亡した、との情報も流れています。もしカダフィ氏が死亡したのだとしたら、いったんは内戦状態が終息するかもしれませんが、拘束・死亡の真偽について、現時点では断定できません。
リビアの新政権の担い手となる国民評議会は、反カダフィという点では一致していたものの、諸勢力の寄せ集めといった感があり、カダフィ氏が死亡したとしたら、まさに同床異夢の状態になるでしょうから、イラク戦争後の一時期のイラクのように、今後再び激しい内戦状態に陥る可能性もあるでしょう。長らく欧米と対立してきたカダフィ氏は、近年になって欧米との融和姿勢に転じました。そのカダフィ氏が、拘束・死亡の真偽についてはともかく、失脚したのは間違いないわけですから、北朝鮮は核開発を続け、容易に周辺勢力とは妥協しない、との決意をますます固めたことでしょう。日本も、そうした前提で北朝鮮との関係を模索していかねばならないのだろう、と思います。
リビアの新政権の担い手となる国民評議会は、反カダフィという点では一致していたものの、諸勢力の寄せ集めといった感があり、カダフィ氏が死亡したとしたら、まさに同床異夢の状態になるでしょうから、イラク戦争後の一時期のイラクのように、今後再び激しい内戦状態に陥る可能性もあるでしょう。長らく欧米と対立してきたカダフィ氏は、近年になって欧米との融和姿勢に転じました。そのカダフィ氏が、拘束・死亡の真偽についてはともかく、失脚したのは間違いないわけですから、北朝鮮は核開発を続け、容易に周辺勢力とは妥協しない、との決意をますます固めたことでしょう。日本も、そうした前提で北朝鮮との関係を模索していかねばならないのだろう、と思います。
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