大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』第40回「親の心」
今回はホームドラマ色が強く、この作品の作風に合っていると思いますし、無難でもあるのでしょう。正直なところ、ホームドラマとはいっても陳腐なところがあり、面白いとは言い難いのですが、一時期よりもましな内容であり、高水準とはとても言えませんが、このところ安定してきているように思います。江も多くの子を産み、落ち着いた感があります。こうした無難な作りで最初から一貫していれば、高水準ではなくさほど面白いというわけではないにしても、もう少し視聴率がよかったのではないか、とも思います。
そのことと関連するのですが、次回ではもう大坂の陣が(最後の数分だけかもしれませんが)描かれることになりそうで、やはり配分を間違えたな、と思います。どこまで史実なのか、私は知りませんが、江と竹千代との間のわだかまりや、国松も含めた親子・兄弟の関係などは、ホームドラマとして格好の題材であり、ここをもっと詳しく描くような構成にしておけばよかったのではないか、と思います。存在感を見せてきた大姥局は今回で退場のようですが、最後の江との和解が、とってつけたようなものだったのは残念でした。もう少し描きようがあったと思うのですが。
そのことと関連するのですが、次回ではもう大坂の陣が(最後の数分だけかもしれませんが)描かれることになりそうで、やはり配分を間違えたな、と思います。どこまで史実なのか、私は知りませんが、江と竹千代との間のわだかまりや、国松も含めた親子・兄弟の関係などは、ホームドラマとして格好の題材であり、ここをもっと詳しく描くような構成にしておけばよかったのではないか、と思います。存在感を見せてきた大姥局は今回で退場のようですが、最後の江との和解が、とってつけたようなものだったのは残念でした。もう少し描きようがあったと思うのですが。
この記事へのコメント
徳川家関係の小姓・近習経験者が出てこないのも少し不思議ですね。
竹千代の場合は松平信綱や稲葉正勝がいたんです。
秀忠にも土井利勝がいて、秀忠の幼少期は小姓・近習で家光時代には大老になっています。さらには家康の小姓だったのが井伊直政で、後世に徳川四天王の1人なりました。今名前を挙げた人は「江 姫たちの戦国」に出ていません。
井伊以外の人は主より年長で主が幼い時には「守役」の様なものでした。
前者の2人は出る望みを残してますが。
歴史が苦手と自認している脚本家ですから、仕方がないでしょう。
今年の大河ドラマは主人公が「姫様」ですね。「お高い家の女性」から男性が飛びつきにくかったとも言えます。例え淀こと茶々でもダメだったでしょう。恐らく内容・脚色・演出を抜きにしても、マイナスイメージが先行する人の印象を向上させるのは難しいですね。
過去の戦国大河ドラマの主人公の北政所やまつ、千代さんあたりは「家来の娘」で、江さんよりは身分は下です。彼女たちは夫の出世に比例して身分が上がり、「大名の奥方様」になっています。再来年の主人公の新島八重は上記の人よりは、「庶民派」だと思うので視聴者の親近感がわくかな?