大河ドラマ『国盗り物語』総集編
時代劇専門チャンネルでの放送を録画して視聴しました。大河ドラマの総集編はあまり見ないようにしているのですが、それは、総集編では本編の大半がカットされてしまい、作品の流れが途切れがちになり、作品の良さを損なうことがほとんどだからです。この『国盗り物語』の総集編も、名場面の寄せ集めといった感じで、話が飛び飛びになった感は否めません。それでも視聴したのは、1973年放送の『国盗り物語』では、全話の録画テープの発見はまず無理だろから、と考えたからです。
題名が『国盗り物語』とあるように、司馬遼太郎『国盗り物語』を基本としつつ、『梟の城』・『尻啖え孫市』・『功名が辻』・『新史太閤記』など、戦国時代を扱った司馬氏の他の小説も取り入れられているようです。私が司馬作品の熱心な愛読者だったのは十代の頃であり、これらの作品を読んだのはおおむね中学生の頃だと記憶しているので、細部まで詳しく覚えているわけではないのですが、原作にあったな、と思い出した場面が少なからずありました。
話が飛び飛びになった感は否めませんが、道三・信長・光秀という三人の主役をはじめとして、出演者の多くが好演していることもあり、なかなか面白く、全話が残っていればなあ、とたいへん残念に思ったものです。『梟の城』の主人公である葛籠重蔵を露口茂氏が演じており、期待通り好演を見せてくれましたが、登場時間が少なかったのが残念でした。もっとも、三人の主役以外としては、これでも総集編では恵まれている方かもしれず、たとえば、竹中半兵衛役の米倉斉加年氏の登場時間は僅かでした。この他にも、重蔵の師である下拓植次郎左衛門役の伊藤雄之助氏など、もっと見たい人物が多く、キャラの立っていそうな登場人物が多いという意味で、たいへん豪華な大河ドラマだと思います。
題名が『国盗り物語』とあるように、司馬遼太郎『国盗り物語』を基本としつつ、『梟の城』・『尻啖え孫市』・『功名が辻』・『新史太閤記』など、戦国時代を扱った司馬氏の他の小説も取り入れられているようです。私が司馬作品の熱心な愛読者だったのは十代の頃であり、これらの作品を読んだのはおおむね中学生の頃だと記憶しているので、細部まで詳しく覚えているわけではないのですが、原作にあったな、と思い出した場面が少なからずありました。
話が飛び飛びになった感は否めませんが、道三・信長・光秀という三人の主役をはじめとして、出演者の多くが好演していることもあり、なかなか面白く、全話が残っていればなあ、とたいへん残念に思ったものです。『梟の城』の主人公である葛籠重蔵を露口茂氏が演じており、期待通り好演を見せてくれましたが、登場時間が少なかったのが残念でした。もっとも、三人の主役以外としては、これでも総集編では恵まれている方かもしれず、たとえば、竹中半兵衛役の米倉斉加年氏の登場時間は僅かでした。この他にも、重蔵の師である下拓植次郎左衛門役の伊藤雄之助氏など、もっと見たい人物が多く、キャラの立っていそうな登場人物が多いという意味で、たいへん豪華な大河ドラマだと思います。
この記事へのコメント
一大河と申します。
「平清盛」の記事では、いつもトラックバックを貼らせて
いただいております。
このたび、大河ドラマ『国盗り物語』のレビューを書きました。
同じく『国盗り』の記事を書かれているブログ様を検索して
おりましたところ、さまに行き着いた次第で
ございます。
トラックバックを貼らせていただきました。
今後とも、よろしくお願いいたします!