大相撲名古屋場所千秋楽
今年初場所以来の本場所となった名古屋場所が、今日千秋楽を迎えました。14日目に日馬富士関が優勝を決めるという意外な展開となりましたが、今場所は序盤から調子がよさそうだったので、日馬富士関の優勝自体にはさほど驚いていません。日馬富士関の千秋楽の相手は稀勢の里関で、苦しい体勢から逆襲に転じたところで突き落とされて敗れ、全勝優勝は達成できませんでした。逆襲に転じたところで、やや攻め急いだ感がありますが、体格では劣るだけに、攻めを急いだのは仕方のないところでしょうか。朝青龍関と白鵬関以外の全勝優勝となると、15年前の貴乃花関以来の快挙だったのですが。日馬富士関は来場所横綱昇進に挑むことになりますが、白鵬関相手に連続優勝というのはかなり難しいでしょう。
白鵬関は12勝3敗で場所を終え、8連覇は逃しましたが、とくに衰えたところはなさそうに見えたので、しばらくは最強の地位を保ち続けるのではないか、と思います。千秋楽の把瑠都関・14日目の日馬富士関戦、勝ったとはいえ13日目の琴欧洲関戦と、立会いで相手にまわしを取られてしまったのが気になりますが、油断というか、緊張感が切れてしまったのが原因で、さほど深刻に考える必要はないでしょう。ただ、たんに油断ではなく、対戦相手が白鵬関を熱心に研究してきている、という事情もありそうなので、これからはこの2年のように勝ちまくることは難しそうです。
大関昇進のかかった琴奨菊関は11勝4敗で場所を終え、来場所再び大関昇進に挑むことになりますが、最低でも12勝以上は要求されそうなので、かなり厳しいのではないか、と思います。終盤での連敗が悔やまれます。角番だった琴欧洲関は、なんとか勝ち越して、9勝6敗で場所を終えましたが、角番のためか、勝たなければいけないという意識が強すぎるように思われ、そのこともあってか、内容の悪い相撲が多かったのは残念でした。角番ではない来場所は、もっと大きな相撲をとって優勝争いに加わってもらいたいものです。
白鵬関は12勝3敗で場所を終え、8連覇は逃しましたが、とくに衰えたところはなさそうに見えたので、しばらくは最強の地位を保ち続けるのではないか、と思います。千秋楽の把瑠都関・14日目の日馬富士関戦、勝ったとはいえ13日目の琴欧洲関戦と、立会いで相手にまわしを取られてしまったのが気になりますが、油断というか、緊張感が切れてしまったのが原因で、さほど深刻に考える必要はないでしょう。ただ、たんに油断ではなく、対戦相手が白鵬関を熱心に研究してきている、という事情もありそうなので、これからはこの2年のように勝ちまくることは難しそうです。
大関昇進のかかった琴奨菊関は11勝4敗で場所を終え、来場所再び大関昇進に挑むことになりますが、最低でも12勝以上は要求されそうなので、かなり厳しいのではないか、と思います。終盤での連敗が悔やまれます。角番だった琴欧洲関は、なんとか勝ち越して、9勝6敗で場所を終えましたが、角番のためか、勝たなければいけないという意識が強すぎるように思われ、そのこともあってか、内容の悪い相撲が多かったのは残念でした。角番ではない来場所は、もっと大きな相撲をとって優勝争いに加わってもらいたいものです。
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