大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』第26回「母になる時」
秀勝は江と結婚後間もなく、軍を率いて朝鮮に赴きますが、陣中で没し、江の結婚生活はまたしてもわずかな期間で終わってしまいます。作中でも、江と秀勝の夫婦生活はほとんど描かれず、茶々と秀吉が結ばれるまでが長々と描かれるなど、恋愛ドラマ志向が強いだけに、江・秀勝夫婦の物語があっさりと終わってしまったことは意外でした。『おひさま』で主人公の師範学校時代が省略されたこともそうですが、東日本大震災のために当初の予定より短縮された影響かもしれません。江は娘を産みますが、この娘が後に関白の九条幸家の正室となる完子です。子供を産んだことで、江は少しは落ち着くのでしょうか。
歴史ドラマのほうでは、秀勝の死因が、日本軍の食糧調達に反抗した朝鮮の民人を庇った秀勝を、部下が誤って斬りつけたため、とされるなど、困惑する描写が続きました。当時の史料およびやや後の時代の文献記録に詳しいわけではないので、断定はできませんが、さすがにこれは創作でしょう。近年では私は大河ドラマを衛星放送で視聴しているのですが、放送終了後すぐに、韓国のドラマの番宣が放送されました。NHKは、韓国のドラマを放送するのにたいへん熱心であるように思われますので、朝鮮水軍および詳細が不明な亀甲船(亀船)への高い評価は、韓国への「配慮」ではないか、と邪推したくなります。
また、そもそもこの朝鮮への出兵は、当初は明の制圧を目的としたもので、むしろ「日明戦争」と呼ぶべきではないか、とも思うのですが、この作品では、もっぱら朝鮮との関係が描かれています。もっとも、いまさら歴史ドラマとしての不備を指摘しても仕方のないことではありますし、歴史ドラマ制作にあたってのNHKの基本方針として、韓国への「配慮」があるのだとしたら、脚本というよりも、むしろNHKの問題と言えるかもしれません。本能寺の変の前後の回以上に、色々とやってしまった、という感が否めず、今後もどのような創作が放送されるのか、悪い意味で注目されます。
歴史ドラマのほうでは、秀勝の死因が、日本軍の食糧調達に反抗した朝鮮の民人を庇った秀勝を、部下が誤って斬りつけたため、とされるなど、困惑する描写が続きました。当時の史料およびやや後の時代の文献記録に詳しいわけではないので、断定はできませんが、さすがにこれは創作でしょう。近年では私は大河ドラマを衛星放送で視聴しているのですが、放送終了後すぐに、韓国のドラマの番宣が放送されました。NHKは、韓国のドラマを放送するのにたいへん熱心であるように思われますので、朝鮮水軍および詳細が不明な亀甲船(亀船)への高い評価は、韓国への「配慮」ではないか、と邪推したくなります。
また、そもそもこの朝鮮への出兵は、当初は明の制圧を目的としたもので、むしろ「日明戦争」と呼ぶべきではないか、とも思うのですが、この作品では、もっぱら朝鮮との関係が描かれています。もっとも、いまさら歴史ドラマとしての不備を指摘しても仕方のないことではありますし、歴史ドラマ制作にあたってのNHKの基本方針として、韓国への「配慮」があるのだとしたら、脚本というよりも、むしろNHKの問題と言えるかもしれません。本能寺の変の前後の回以上に、色々とやってしまった、という感が否めず、今後もどのような創作が放送されるのか、悪い意味で注目されます。
この記事へのコメント
秀勝の病死の真相は、劉さんに確認したいとおもっていました。やっぱり創作とのご判断なんですね。
出陣の二人シーンわ、なんだか演技のど素人ぶりがみていてキハズカシカッタです。こんな時は、
私のほうが、樹里ちゃんよりももっと、うまいぞと(色気ないからね)
彼女の眉間のゆがみがどうも美しさを半減します。
秀吉は、急にお爺さんになりましたね。
テンポアップではしょりましたね。
今後「江」の放映権をあちらの国へと
売るときの為なのでは?と思いました。
江と秀勝の新婚生活があっさり終わったのは、
撮影スケジュールの影響というよりは、
おそらく後にくる秀忠との兼ね合いですね。
このドラマは江の最愛の人は秀忠という
位置づけのようですから江と秀勝が
あんまりラブラブではダメなのでしょう。
テレビ雑誌ですごいのがネタバレしてました。
8月はそういう意味では覚悟が必要ですよ(笑)
この作品の韓国への売り込みもNHKの念頭にありそうですが、そうだとすると、今後も大河ドラマの描写はかなりの制約を受けそうです。
どうも今後も厳しい展開が続きそうですが、関ヶ原~大坂の陣へといたる人間模様はなんとか見届けたい、と考えています。