大相撲名古屋場所初日
八百長問題で春場所の開催が中止となり、5月の夏場所も中止となって技量審査場所が開催されたので、今年初場所以来の本場所となります。けっきょく、八百長問題は「トカゲのしっぽ切り」で終わってしまい、1場所15日・年6場所体制の見直しも行なわれず、根本的な解決ではなく、その場凌ぎに終わったことは否めません。まるで、政治などでよく見られる現代日本の惨状の縮小であるようにも思われますが、将来ではなく現在の相撲協会の構成員の生活を考えれば、相撲協会の処置は、最善とまでは言えなくても、まずまず無難だったと言えるかもしれません。ただ、相撲人気の低落傾向に歯止めをかけることは難しくなっただろう、とは思います。
取り組み以外の注目は、NHKの解説者が誰かということだったのですが、長年の慣例で元九重親方が起用されました。八百長問題で本場所が開催されなかったというのに、長年の慣例とはいえ、この起用はどうかと思います。もちろん、九重親方が現役時代・親方時代に八百長に関与したと、裁判で認められたわけではありませんが、NHKがそうしたことを知らないはずがなく、本音では、八百長問題は大したことではない、とNHKも考えているのでしょう。元九重親方の発言には注目していたのですが、当然と言うべきか、八百長についての突っ込んだ発言はほとんどありませんでした。もっとも、途中から視聴したので、あるいは放送の冒頭で言及があったのかもしれませんが。
初日でもっとも注目されたのは、通算最多勝記録にあと1勝と迫っていた魁皇関なのですが、嘉風関に上手く動かれて完敗でした。どうも、魁皇関はあまり調子がよくないようで、通算最多勝記録は更新できるでしょうが、勝ち越しは難しそうです。先場所負け越した琴欧洲関は旭天鵬関に勝ったものの、すぐに上手をとれなかったところに不安が残ります。白鵬関は栃ノ心関相手に完勝し、今場所も好調なようですから、8連覇を達成する可能性は高そうです。栃ノ心関には、負けるにしても、もう少し健闘してもらいたかったのですが、現時点では白鵬関との力の違いが依然として大きい、ということなのでしょう。
取り組み以外の注目は、NHKの解説者が誰かということだったのですが、長年の慣例で元九重親方が起用されました。八百長問題で本場所が開催されなかったというのに、長年の慣例とはいえ、この起用はどうかと思います。もちろん、九重親方が現役時代・親方時代に八百長に関与したと、裁判で認められたわけではありませんが、NHKがそうしたことを知らないはずがなく、本音では、八百長問題は大したことではない、とNHKも考えているのでしょう。元九重親方の発言には注目していたのですが、当然と言うべきか、八百長についての突っ込んだ発言はほとんどありませんでした。もっとも、途中から視聴したので、あるいは放送の冒頭で言及があったのかもしれませんが。
初日でもっとも注目されたのは、通算最多勝記録にあと1勝と迫っていた魁皇関なのですが、嘉風関に上手く動かれて完敗でした。どうも、魁皇関はあまり調子がよくないようで、通算最多勝記録は更新できるでしょうが、勝ち越しは難しそうです。先場所負け越した琴欧洲関は旭天鵬関に勝ったものの、すぐに上手をとれなかったところに不安が残ります。白鵬関は栃ノ心関相手に完勝し、今場所も好調なようですから、8連覇を達成する可能性は高そうです。栃ノ心関には、負けるにしても、もう少し健闘してもらいたかったのですが、現時点では白鵬関との力の違いが依然として大きい、ということなのでしょう。
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