溝口優司『アフリカで誕生した人類が日本人になるまで』
ソフトバンク新書の一冊として、ソフトバンククリエイティヴより2011年5月に刊行されました。人類の進化史を概観したうえで、日本人起源論を取り上げるという、人類進化関連の問題としては、現代日本でもっとも需要の多そうなものについて論じられています。人類進化については、とくに目新しい情報はないのですが、ところどころ合目的な進化と解釈できる記述はあるものの、おおむね、近年の古人類学の研究成果を取り入れた穏当なものになっているのではないか、と思います。ただ、デニソワ人の遺伝子解析および現生人類(ホモ=サピエンス)との交雑の可能性についても、言及があってもよかったのではないか、とは思います。
日本人起源論については、私が不勉強なこともあり、本書の見解について同意・不同意を表明できる段階にはないので、今後は、日本列島への人類の進出時期・経路などの勉強も私の課題となります。日本人起源論や、それとも関係する人類進化史の一般向け書籍は、もちろん、たとえば戦国時代と比較すると遠く及びませんが、定期的にそれなりの冊数が刊行されているようです。それなりに世間の関心のある話題だと、一般向け書籍の刊行も増えますから、専門家ではない私としては、情報が入手しやすくなるという意味で、ありがたいことだな、とも思います。もっとも今は、ネットで情報を得やすくなりましたから、以前と比較すると、情報収集の手間がかなり省けるようになったとは思いますが。
日本人起源論については、私が不勉強なこともあり、本書の見解について同意・不同意を表明できる段階にはないので、今後は、日本列島への人類の進出時期・経路などの勉強も私の課題となります。日本人起源論や、それとも関係する人類進化史の一般向け書籍は、もちろん、たとえば戦国時代と比較すると遠く及びませんが、定期的にそれなりの冊数が刊行されているようです。それなりに世間の関心のある話題だと、一般向け書籍の刊行も増えますから、専門家ではない私としては、情報が入手しやすくなるという意味で、ありがたいことだな、とも思います。もっとも今は、ネットで情報を得やすくなりましたから、以前と比較すると、情報収集の手間がかなり省けるようになったとは思いますが。
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