大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』第23回「人質秀忠」

 前回の初登場時は顔見せ程度だった秀忠ですが、今回は江との出会いも描かれ、その人となりが徐々に見えてきました。前回の顔見せ程度の描写からも容易に予想できましたが、秀忠は冷めた感じの皮肉屋で、勝手気ままで激情的な江と対照的な存在として描かれています。対照的な江と秀忠とのやり取りは喜劇調で、おそらく江と秀忠の結婚後しばらくは、こうした喜劇調のやり取りが続くのでしょう。ラブコメディー的要素を盛り込みつつ話を展開させていきたい、という意図があるのでしょう。正直なところ、今回の喜劇調の展開が成功したとは言い難いのですが、このところの下手な恋愛至上主義の話よりはまだましだったかな、と思います。

 今回は、三成と利休との対立も描かれましたが、かなり唐突な感があり、私も含めて困惑した視聴者が多かったのではないでしょうか。これまで、三成は存在感の薄い小物として描かれてきただけに、いきなり存在感を示そうとした脚本・演出にはどうしても違和感があります。黒田官兵衛の優秀なところが今回はじめて描かれたことも、同じく唐突な感があり、やはり歴史ドラマとしてはさっぱりだなあ、と改めて思います。次回は利休の切腹が描かれるようですが、その前にこれまで影の薄かった秀長の死は描かれるのでしょうか。

この記事へのコメント

みら
2011年06月20日 10:06
こんにちわ。

恋愛至上主義とラブコメに走る大河ドラマって過去にはないものでしたからそういう意味では貴重といえるかもしれません。

秀忠は歩く動作がぎこちない、手の動きが変?・・これはゲゲゲの影響か?とおもって凝視してしまいました。過去に西田敏行が演じた秀吉が妙に上手かったので比較しながら見てしまいました。(葵三代だったかな?)コミカルで大人しくて家康とお江に挟まれて人の言いなりだった感じでした。

利休、三成、官兵衛ともに唐突ですね、人物造形や心理描写がない上に、歴史も描いてないのでこのようになってしまうのでしょうね。でも今回の後半部はやや戦国らしきシーンがあったのでホッとしました。
利休切腹・・このあたりは『天地人』のほうがましかも。伊達は~??
メイ
2011年06月20日 10:48
こんにちは

唐突な描き方もそういうものだと
勝手に脳内補完して見続けております。
秀忠と江のやりとりは個人的に許容範囲内。
もっとドタバタすると思ってましたので…。

懸念されておられる秀長の死についてですが
一応触れられるようですよ。(公式HP参照)

利休切腹…タイトルの付け方が安易すぎます。
まあ今年の大河はタイトルみたら話の内容がだいたい
分かるといえばその点は親切でしょうかね(笑)
2011年06月20日 23:11
今の若手俳優は時代劇の経験を積む機会が以前と比較して少ないので、その意味では大河ドラマでも苦戦傾向にあると言えるかもしれません。

公式サイトを見ると、秀長にも一応見せ場はあるようですね。自然な感じの台詞だとよいのですが、どうも期待薄です。

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