『太陽にほえろ!』35話「愛するものの叫び」2
スコッチ・ボン編II以前については、基本的には面白いと思った話しか取り上げないのですが、今回は言いたいことがあるので、低評価でも取り上げます。今回の脚本は鎌田敏夫氏で、鎌田氏脚本の『太陽にほえろ!』の作品には面白いものが多いのですが、この35話も脚本は文句なしによいと思います。話は、被害者のある女性に若い刑事が心を惹かれるものの、じつはその女性が犯人だったという悲恋ものです。問題は、萩原健一氏の推薦によりヒロイン役を演じることになった小泉一十三氏で、小泉氏がおそろしく大根なので、やはり大根の萩原氏との相乗効果により、ドラマの核となる主演男優とヒロインとの二人きりの演技が壊滅的な出来になってしまい、脚本は素晴らしいのにドラマの出来は最悪に近いものになってしまいました。
もっとも、20話の雑感
https://sicambre.seesaa.net/article/201105article_11.html
でも述べましたが、演技が下手とはいえ、萩原氏には華があり、スター俳優としては申し分ありません。ただ、共演者が名優とまではいかなくても、演技が一定水準以上できる場合でなければ、大根役者同士の相乗効果で、作品を破壊することがあるものだと思いました。2009年の大河ドラマ『天地人』第5回「信長は鬼か」についての雑感
https://sicambre.seesaa.net/article/200902article_2.html
にて、「これは私の持論なのですが、大根役者でも、演技力が水準以上の人との演技は、破壊的なものになる可能性は低くなります。しかし、大根役者同士の演技となると、破滅的なものになる可能性が高くなります」と述べましたが、それはこの35話を念頭に置いてのことでした(この35話の雑感を執筆したのは、『天地人』の放送が始まる前です)。
小泉氏はこの共演から数年後に萩原氏と結婚することになりますが、当時から両者は付き合っていて萩原氏が推薦したのか、萩原氏が出会いのきっかけを求めて推薦したのか、ちょっと気になるところです。またこの35話には、マカロニ殉職後に赴任してきたジーパン刑事を演じる松田優作氏がテスト出演していて、印象的な演技だとよく言われるのですが、私は、強烈な印象を残すほどの演技ではないと思います。それでも、メインゲストではないわりには、印象に残る演技ではありましたが。
もっとも、20話の雑感
https://sicambre.seesaa.net/article/201105article_11.html
でも述べましたが、演技が下手とはいえ、萩原氏には華があり、スター俳優としては申し分ありません。ただ、共演者が名優とまではいかなくても、演技が一定水準以上できる場合でなければ、大根役者同士の相乗効果で、作品を破壊することがあるものだと思いました。2009年の大河ドラマ『天地人』第5回「信長は鬼か」についての雑感
https://sicambre.seesaa.net/article/200902article_2.html
にて、「これは私の持論なのですが、大根役者でも、演技力が水準以上の人との演技は、破壊的なものになる可能性は低くなります。しかし、大根役者同士の演技となると、破滅的なものになる可能性が高くなります」と述べましたが、それはこの35話を念頭に置いてのことでした(この35話の雑感を執筆したのは、『天地人』の放送が始まる前です)。
小泉氏はこの共演から数年後に萩原氏と結婚することになりますが、当時から両者は付き合っていて萩原氏が推薦したのか、萩原氏が出会いのきっかけを求めて推薦したのか、ちょっと気になるところです。またこの35話には、マカロニ殉職後に赴任してきたジーパン刑事を演じる松田優作氏がテスト出演していて、印象的な演技だとよく言われるのですが、私は、強烈な印象を残すほどの演技ではないと思います。それでも、メインゲストではないわりには、印象に残る演技ではありましたが。
この記事へのコメント
これを読んでいて思い出しました、萩原健一はかつてこの女優さんと結婚していましたね。
この女優さん、なんとなく記憶にあるのですが、そんなにひどい大根とはしりませんでした(笑)。女優として出演していた番組を見たことがありません、もしかしてこのドラマがきっかけでスピード結婚したんじゃないですか?
この回がとっても見てみたいです~。
ところで、履歴書はパソコン作成でもいいんですか?
手書きは面倒なんですよね、これを書くのが面倒で面接に行くのが嫌になります。
しかも最近は、不採用の履歴書を返送してくれないのでやたら経費がかかります。証明写真も700円くらいかかるし、写真の仕上がりが悪いと最悪です。