『太陽にほえろ!』84~87話

 現在、ファミリー劇場で『太陽にほえろ!』のHDリマスター版が放送されており、83話まで視聴したことは以前このブログで記事にしましたが、
https://sicambre.seesaa.net/article/201104article_22.html
その後、黄金週間の休みを経て、84話「人質」・85話「おやじに負けるな」・86話「勇気ある賭け」・87話「島刑事その恋人の死」まで放送されています。いずれも2002年に地上波で再放送され、録画して視聴したので、話の大筋はだいたい覚えていました。

 84話「人質」には中村雅俊氏が出演しており、新人刑事候補の一人としてのテスト出演だった、と聞いたことがありますが、じっさいはどうだったのでしょうか。85話「おやじに負けるな」は喜劇調の名作で、メインゲストの有島一郎氏の好演が印象に残ります。86話「勇気ある賭け」は、『太陽にほえろ!』では珍しく未解決というか、犯人が逮捕されなかった話で、この時の黒幕である「箱根の人」は、約1年後に再登場します。この頃ともなると、レギュラー陣のキャラ設定がほぼ固まってきており、人の上に立つ者としてのボスの非情さと苦悩が描かれるとともに、山さん・長さんのキャラを印象づける台詞もありました。

 87話「島刑事その恋人の死」は、殿下の恋人の交通事故死が描かれ、自暴自棄になった殿下をボスが殴る場面もありますが、ボスが殿下を殴ったのは、この時だけだと記憶しています。殿下の恋人の麻江はセミレギュラー化しつつあったのですが、殿下役の小野寺氏の熱狂的ファンから、殿下に恋人は不要だとの手紙が多数寄せられ、残念ながら死亡という形での退場となりました。麻江役の有吉ひとみ氏は、後にボギーの姉役で再登場します。基本的には一話完結の『太陽にほえろ!』で、かつて(準)セミレギュラーとして登場していながら、後に別の役でセミレギュラーを演じたとなると、かなり珍しい例と言えそうです。

 後に、交通事故で亡くなった子供の復讐を実行する母親が描かれた、316話「ある人生」では、犯人である母親が、大切なものを失った悲しみはあなたには分からない、と殿下に叫び、それにたいしてボンが反論しようとしたのを殿下が制止するという場面がありました。一瞬麻江のことかと思ったのですが、やはりそうではなく、316話時点での殿下の婚約者である恵子のことを指していました。恵子は殿下を恨んでいる男の仕掛けた爆弾により、歩行できなくなったのですが、亡くなったわけではないので、麻江のことが想起されてもよかったのではないかな、とも思います。

 316話「ある人生」のメインゲストは三浦真弓氏で、『太陽にほえろ!』での出演回数は少ないのですが、強く印象に残っており、好きな女優です。『太陽にほえろ!』の他では、NHKのドラマなどでも三浦氏を見たことがありますが、そのうちのどれかでは、確か美人な母親という役で、適役だと納得したことを覚えています。ウィキペディアで検索してみたかぎりでは、三浦氏はもう20年ほど芸能活動から遠ざかっているようで(ウィキペディアの役者の項目は、一般的には映像作品に詳しく、舞台関係の情報は少ないので、舞台活動などは続いているのかもしれませんが)、気になるところですが、色々と事情があるのかもしれず、このような過疎ブログでもこれ以上詮索するのは止めておこう、と思います。

この記事へのコメント

みら
2011年05月20日 01:11
こんばんわ

三浦真弓さんは、現在61歳になってしまったのですね。確かに探りは控えめの方が良いかも。
三浦真弓さんと言うと、当時同性の私から見てもかなりエロティックな、しかもどこか崩れた感じの役が上手くて、少しきつい感じがいい女でしたね。
時代劇の悪女役がハマっていたかなと思います。
プライベートでは、インタビューはサバサバしていてむしろ男性的でした。
必殺シリーズでは、最後は緒形拳か中条きよしに殺されちゃうんですよね笑

劉さんの女性観は、しおりちゃんから三浦さんまでヒットゾーンが広いデスね笑
殿下は、2人彼女がいたんですね~。
思い起こせばボスは、孤高の人でした、忘れちゃってましたね。

恋人や家族愛で印象に残っているのは、ジーパンとしんこ、山さんと亡くなった奥さん、長さんと娘さんかな。

ボスは、プライベート非公開でしたね、コレを描いた話はありましたっけ?
記憶では、無かったように思います。
2011年05月20日 21:25
三浦真弓氏はちょっときつい感じで、悪女役がよく似合っていたと思います。

殿下にはもう一人作中で恋人が描かれていて、一話だけの登場でしたが、真野響子氏が好演していました。

ボスの私生活というと、自宅は何度か描かれていました。警察の係長には似つかわしくないような立派な部屋でしたが、石原裕次郎氏のイメージを壊さないように、との配慮だったのかもしれません。かつての恋人が犯罪者としてボスの前に現れ、ボスに看取られて亡くなる、という話もありました。
みら
2011年05月21日 00:51
こんばんわ

最近、自ブログが全然進みません、ご存知でしょうがつぶやき的な使い方なのでぼやきを書こうかと考えるのですが、何だか活字にすると内向性な独りよがりの欠点に気づき、自分に失望して消してしまいます。
完璧に5月病…?
こんな時は、家にこもるべきではありませんね。

ボスは、かつて恋人がいたんですね~。
犯罪者になり再会とは…なんと強烈な脚本なんでしょ笑
まあ、ドラマチックは石原裕次郎にはお似合いデスが。

七曲署って、猿楽町や矢来町がよく出できましたね。
西新宿の夕陽も見える何処の管轄だったんでしょうね。
2011年05月21日 20:44
ブログは義務ではないので、書きたい時に書きたいように書く、のがよいのではないか、と思います。

七曲署の管轄については、考証面で色々と言われていたくらいですから、あまり厳密な設定はなかったように思います。人間ドラマとして面白かったので、それでもよいかな、とは思うのですが、警察に思い入れのある人にとっては、違和感のある設定・世界観だったかもしれません。
みら
2011年05月22日 15:25
こんにちわ

昔から「七曲署は何処設定?」と思っていて、学生時代は新宿高層ビルを眺めながら屋上からヘリ飛ばしていたボスの事を考えたりしていたので・・(笑)
警察に思い入れというより新宿に思い入れ(想い出かな)

一昨日凸版印刷の博物館に行き、久々に新宿区と文京区を歩いてきました。地名を見ながらバブル期の自分を思い出したりして懐かしかったです。
若い頃は雑居な新宿の雰囲気が好きで移り住み、歳と共に煩わしさが嫌いになり、とうとう最近は新宿に近づかなくなりました。(笑)

考えてみると・・新宿高層ビルの風景がすきなのは、太陽にほえろの影響がかなりあるんだと思います。
そんな世代なんですよー(笑)
2011年05月22日 20:53
新宿の風景も、『太陽にほえろ!』の初期と末期とではかなり異なりますし、放送終了から20年以上経過した現在も、また異なっていますね。『太陽にほえろ!』は都市研究の映像資料としても貴重なのではないか、と思います。

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