大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』第12回「茶々の反乱」
最終回まで見ようという決意が揺らいでしまうような出来だったのですが、大坂の陣そのものと、そこにいたるまでの過程をどう描くのか、やはり気になるので、最終回まで見続けるつもりです。次回は江の最初の結婚が描かれるので、そろそろ江を演じる上野樹里氏の演技が変わってくるのではないか、との期待もあります。子供っぽさを要求されない脚本・演出になれば、今よりも違和感なく見られるのではないか、と思います。江の最初の結婚はすぐに終わるようですが、どのように描かれ、江の人生観に影響を与えるのか、注目しています。秀吉と同様に配役の時点であるていど予想できたのですが、初が悪い意味で喜劇担当役になっているというか、汚れ役になっているのは、演じる水川氏を時代劇に不向きと言って『風林火山』の時と同じく批判してきた私が見ても、同情してしまいます。
その秀吉は相変わらず小物感全開で不愉快なのですが、脚本担当の田渕氏には魅力的な悪役を描く能力に欠けているのかな、とも思います。同じく田渕氏の脚本である大河ドラマ『篤姫』では、ここまで不愉快な人物は登場しなかったのですが、これは、しっかりとした原作の有無が大きいのかもしれません。今回も不愉快な秀吉が目立ったので、視聴率が20%を超えることはないでしょうが、弱いとまでは言えないにしても、前回ほど裏番組が強力ではないでしょうから、多少は視聴率が上がるかもしれません。前回よりも視聴率が下がるようだと、この先はかなり厳しそうです。ただ、高視聴率をとるには受ける要素を詰め込めばよいだろう、といった安易な考えが見えてくるこの作品の視聴率が右肩下がりになることは、悪いことではないかな、とも思います。もっとも、大河ドラマ自体の存在意義を問われることにもなりそうなのがこまったところではありますが。
その秀吉は相変わらず小物感全開で不愉快なのですが、脚本担当の田渕氏には魅力的な悪役を描く能力に欠けているのかな、とも思います。同じく田渕氏の脚本である大河ドラマ『篤姫』では、ここまで不愉快な人物は登場しなかったのですが、これは、しっかりとした原作の有無が大きいのかもしれません。今回も不愉快な秀吉が目立ったので、視聴率が20%を超えることはないでしょうが、弱いとまでは言えないにしても、前回ほど裏番組が強力ではないでしょうから、多少は視聴率が上がるかもしれません。前回よりも視聴率が下がるようだと、この先はかなり厳しそうです。ただ、高視聴率をとるには受ける要素を詰め込めばよいだろう、といった安易な考えが見えてくるこの作品の視聴率が右肩下がりになることは、悪いことではないかな、とも思います。もっとも、大河ドラマ自体の存在意義を問われることにもなりそうなのがこまったところではありますが。
この記事へのコメント
そうですね。嫁ぐことでそろそろ江の演技も
次の段階へと進んでほしいものですし
彼女ならそれができると信じております。
視聴率はNHKに現状を認識させるために
もっと下がってほしいという方はかなり
いらっしゃるようですね。
と同時にあまりに下がると「大河ドラマ」という
もの自体消滅してしまうこともありえますので
そこは難しいところですが。
少しの時間でしたが幼少期の秀忠が登場しましたね。
こうなってくるといつ本役である向井理さんに
チェンジするのか?そういう予想をするのも
楽しいかなと思ったりします。
なんとも、どうにもコメントを書く気力がなくなるドラマですね。
まあしかし、普通に見ようと思います。(あえて批判などせずに・・)ファンタジックを楽しめば良いのだと思うことにしました。
しかし今回の視聴率は気になります、いかがでしたか?
次回は、選挙特番のため放送時間が通常とは異なりますので、最低視聴率となっても不思議ではありません。
選挙で7時台からの放送でしたね、忘れていました!気が付いて良かった~・・・って、やっぱり楽しみにしている自分に気が付いた一瞬(笑)
いや、多分大河は一週間の節目として存在しているんだな、内容云々ではなく、生活のリズムというか、サザエさんのようなもの?
今回の視聴率は10%ぐらいですかね?