大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』第9回「義父の涙」
陳腐な物語と言ってしまえばそれまでなのですが、前半最大の山場であろう次回に向けて舞台を整えた、とも言えるでしょう。色々と批判はあるでしょうが、分かりやすく泣ける話を創ろう、との意図はよく伝わってきましたし、それはかなりの程度表現できていたのではないか、とも思います。この作品を取り上げると、どうしても視聴率について触れてしまうのですが、それは、この作品が3年前の大河ドラマ『篤姫』の再現を企図した、露骨な視聴率狙いの作品であり、高視聴率狙いという以外に、今のところ強く訴えたいものが見えてこないためです。
今回も次回も強力な裏番組はないようですし、話は陳腐とはいえ分かりやすく、勝家役の大地康雄氏の熱演もありますので、今回は21~22%、次回は23~24%はいくのではないか、と予想しています。問題はその後で、物語が迷走して昨年の『龍馬伝』のように中盤以降視聴率が低迷する可能性は低くないでしょう。次回の題材は物語を描くうえで格好と言えるので、盛り上がって当然であり、その後こそ真に脚本家の手腕が問われるのだと思います。
今回も次回も強力な裏番組はないようですし、話は陳腐とはいえ分かりやすく、勝家役の大地康雄氏の熱演もありますので、今回は21~22%、次回は23~24%はいくのではないか、と予想しています。問題はその後で、物語が迷走して昨年の『龍馬伝』のように中盤以降視聴率が低迷する可能性は低くないでしょう。次回の題材は物語を描くうえで格好と言えるので、盛り上がって当然であり、その後こそ真に脚本家の手腕が問われるのだと思います。
この記事へのコメント
うーん そのとおりです。
今後の脚本勝負です。
訴えたい事が見えて来ないのは、原作がないからでしょうか。
しかし…この陳腐な家族愛に毎回泣かされている私って一体(。-_-。)
多分、ツボ。
義理の仲でも、美しい娘たちと、母に、安らぐ懐深い愛情を与える父が、見ていて私も安らげるのかな。
悲劇への序章の回としては視聴率、のびませんね…。
制作陣も焦ってるでしょう。
現在発売中のガイドブック前編なるものを
読むかぎり、今後も今までとは変わらない
テイストでいくようです。
江は成長しても秀吉につかみかかっていく
性格のようですし(笑)
これから月末は超強力番組が裏で控えております。
それを思うと11話からは視聴率的には
いばらの道になると思います。
一応、泣ける話としては体裁が整っていたように思うのですが、これまでの暴走ですでに見限った人が多いということでしょうか。原作がないことが大きいのかもしれません。
ご指摘のように第11回以降の視聴率は大苦戦しそうです。次回、23%以上とれないようだと、厳しいかな、と思います。